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内容説明
ある夫妻が暮らす洋館の屋根裏に幽閉され、隠された存在であったタマミ。そんな中、施設から引き取られた実の娘がやってきた。幸せそうで無邪気な美少女に、タマミは容赦なく襲いかかる――復讐と嫉妬に駆られたタマミが哀切な表題作。戦国時代、視力を失った残虐な姫の替え玉として生きることになった村娘、奈津。その壮絶な半生を描く「影姫」の2篇。愛を求めつつも、心に棲む魔物が牙を剥く。恐怖が連鎖するストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
60
楳図かずお「こわい本」に続いて、刊行され出した「ゾクこわい本」の第1巻。このシリーズの企画中に楳図かずおは亡くなった。タイトルと収録作品は楳図かずおが決めたらしい。第1巻は、「赤んぼ少女」と「影姫」を収録。赤んぼ少女のタマミが怖い。影が実態となり因果応報となる悲しみ。全10巻刊行予定の「ゾクこわい本」楽しみだ。2025/06/23
あたびー
34
「赤んぼ少女」「影姫」の2編。それぞれもう持ってるんだけど、巻末に楳図先生若かりし頃の写真が掲載されていてうれしい。それだけでも買ったかいがある。「赤んぼ少女」久しぶりに読み返すと、子どもが反応する要素がてんこ盛りなのがわかる。施設から本当の両親の家へ、天井の節穴、ギロチン、捨てても捨てても戻って来るタマミ、葉子の話を誰もまともに聞いてくれない、など。そして病んだ母親だけでなく父親も相当イってる。大きくならないタマミを施設に放り込むとか、荷物にくるんで捨てるとか。葉子はこの後PTSDに苦しんだろうな…2025/08/01
陽子
28
昔ながらの独特な絵の表現が、逆に怖さを際立たせる。梅図かずおの描く少女は美しく可愛らしくて、作者のイメージとギャップを感じる(失礼!)が、そこも魅力。「赤んぼ少女」「影姫」二作収録。どちらも、恐怖の中に悲しい女の性(さが)を感じさせる。小学校低学年の頃、家では買ってもらえなかった恐怖漫画を 立ち読みしていた。その時代に「影姫」(「鬼姫」だったかもしれない)を読んだ記憶があり、内容全く思い出せないので、懐かしさもあり再読。替え玉として連れてこられた少女が、本物を凌駕していく。繰り返される因縁はドラマ的。2025/06/21
ぐうぐう
20
朝日ソノラマ版を編み直してKADOKAWAから刊行された『こわい本』。好評のため、続編が企画されたが、その途中で楳図かずおが亡くなってしまった。しかし、著者の遺志を継いで無事に刊行が始まったのが『ゾク こわい本』だ。第一巻は「あかんぼ少女」と「影姫」が収録されている。現在ではタマミというキャラクターがクローズアップされることの多い「あかんぼ少女」だが、少女なのに赤ちゃんの姿をしている、いわば無垢なるものと無垢なるものの二重性がタマミという恐怖の存在になるのが、いかにも楳図かずおらしい。(つづく)2026/01/17
侑奈
8
久しぶりに楳図さん、イカレテマシタ〜2025/07/05
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