涙雨とセレナーデ（１３）

著者名：河内遙【著】

講談社（2025/04発売）

• ISBN：9784065392102

内容説明

あなたの傍にいたい。永遠は叶わなくても。一秒でも長く。
暴漢による孝章襲撃と、雛子と武虎の誘拐は、孝章の義母の企みであったことが判明する。武虎に助けられ脱出した雛子は、学ぶことの喜びを知り、自らの意志を家族に伝えたいと思い始める。そして孝章と雛子は、本郷・北峯両家の親の前で婚約破棄を宣言するがすげなく却下され、雛子は東京へ連れ戻される。一方、陽菜は自分に想いを寄せる菊之進とともに、実行犯の天進を確保して横浜へ戻る。再会した陽菜と孝章は二人の時間を愛おしむが……。運命の恋に別れの時が迫る。切なさが止まらないタイムスリップ・ロマンス。物語はクライマックスへ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チューリップ]

雛子が父親に酷い事されていても陽菜たちには隠そうとしているのがいじらしかった。雛子を攫いに行く武虎とか別れが近づいている陽菜と孝章様とかそれぞれ切なくてどういう終わりになるのか早く読みたいようなまだ読みたくないような、みたいな気分になった。雛子が陽菜のスマホを見て現代っ子みたいなポーズで写真とっていたのが可愛かった。結構情に流されているから武虎はみんなから記憶を消さないような気がしてきた。

2025/06/03

[な。]

たーくんが申し分ないくらい素敵な彼氏なんだけど、報われないのに好きでい続ける菊が…菊が不憫で可哀想で可愛い… 次巻いよいよラストですかね タイムスリップ系での悲恋どう締めるのか楽しみにしてます

2025/05/18

[みずたま]

物語の終わりが近くなってて切ない。たーくんも菊もなんて男前なんだ。ここにきてノアも貞光も良い仕事してくれてるし。雛子も陽菜もチヨも天心も、がんばる女の子が可愛い。あ、武虎さんもなんだかんだで情に流されかけてて憎めぬ。

2025/04/11

[鷹未]

次で最終巻なのかな？それぞれの選択がすごく気になる。

2025/04/27

[しなぷす]

本当にクライマックスじゃん！どうしよう‥どうなるの？おもしろすぎる。毎度のこと菊之進かっこいい。

2025/05/17