涙雨とセレナーデ(9)

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涙雨とセレナーデ(9)

  • 著者名:河内遙【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2022/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065269268

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内容説明

過去と未来のはざまで、揺れる運命の恋。ページをめくるたびに切なくなる、大人気タイ
ムスリップ・ロマンス!
明治40年にタイムスリップした女子高生・陽菜は、自分にそっくりな少女・雛子になりか
わり、雛子の許婚・孝章とともに失くしたひいばあちゃんの首飾りを探す。共に行動する
うちに惹かれ合う二人は、すれ違いを経てついに互いの気持ちを確かめる。その後、孝章
は横浜支社へ配属となり、本郷財閥の裏取引について調べ始める。陽菜もまた天久座長と
本郷財閥の過去を探るため、菊之進とともに横浜へ。オルブライト邸の地下室で初代天菊
(菊之進の姉)の裸の写真を発見し、阿片に溺れる座長から過去の事情を聞きだした菊之
進。陽菜は、菊之進の気持ちを知り、彼に甘えられないと戒め孝章のもとへ。未来人の武
虎から「首飾りを使って未来に帰れる方法があるが、その時は孝章の記憶を消す必要があ
る」と聞かされていた陽菜は、孝章への思いがあふれ二人は結ばれる。そこへオルブライ
ト邸が火事との報せが入る。そして菊之進も、陽菜に惹かれていることを自覚して……。
動き出す三角関係。健気なお嬢様の雛子と、腹の底が見えない武虎とのもう一つの恋。次
第に明らかになる暗い過去――。ますます目が離せない、ドラマティック・ラブストーリ
ー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariann

24
1ページずつ、本当に大切に読んだ。扉絵が全て美しく、いくらでも眺めていられる。前作最後の火事からオルブライトや孝章様の母の過去が語られる。ノスタルジックで行ってみたい時代だけど田舎はやはり生活がキツく、売られる子供が絶えない酷い時代背景だ。菊の封印した気持ちの重さ。陽菜は現代へ帰るのか?っとそこへ暴漢が孝章様を?手に汗握る展開。河内先生、周りの編集の皆様、打ち切りを回避してくれてありがとう!2022/04/06

チューリップ

6
孝章の母親の過去が壮絶だった。孝章は自分の母親と合わないままだったみたいだけどそれ考えたら2人共しんどいな。雛子は武虎の事好きだから頑張っているんだろうけどそれとは関係なく勉強するの好きだったっていうのが良いなと思った。それによって雛子の探求心も奪う事になるのではって武虎は悩み始めているしどういう結論を出すのか気になるな。菊と孝章は陽菜を巡るライバルではあるけど共闘相手として信頼してもいてこっちはこっちでしんどい三角関係になっているなと思った。2022/03/31

葉鳥

5
冒頭話繋がらないなと思ったら8巻飛ばしてた…。陽菜の気持ちを大切にして天菊寄りで振る舞う菊や武虎からの宿題を水を得た魚の如く吸収していく雛子の姿が好ましい。2022/06/10

こころのかおり

5
孝章様のお母様の過去もえらいことになってた…。あのお屋敷の関係者、過去がドロドロし過ぎててつらい。たーくん好きだし幸せになって欲しいけど、菊がとにかく切なくて、どちらも応援したくてこころが引き裂かれる~!2022/04/26

糸文

3
★★★★★2022/11/23

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