内容説明
第一話 ホワイトデイにこよみのために頑張りたい森司。だがデート中の『カサブランカ』上映中に、先週上映したはずの『ローズマリーの赤ちゃん Rosemarys Baby (1968年)』が混ざる怪異に。映画の世界と現実が徐々にシンクロし、どうやら出ると言われている2階のバーと関連しているとわかるのだが…。
第二話 車にとりつく怪異。制御が効かなくなったり、カーステレオが急に大きくなったり小さくなったり。ついにその車で姉が死亡してしまう。車の廃車を願って相談者が来る。しかし意外にも怪異の背景に遺伝子的な病が関係しているとしたら?
第三話 1577年、イギリス。雷光とともに突如黒犬が出現し、二人の信者を殺害すると、瞬く間にその姿をくらましたという。黒い犬差別=ブラックドッグシンドロームを扱いながら、怪異とからめた切なくも温かい物語。こよみと森司のホテルでの急接近の行方にも注目!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりすけ
43
今回は人の情念が事件を引き起こす系。『ローズマリーの赤ちゃん』未見の方はぜひ観てほしい!という熱意が伝わってくるであります。生霊になってでも怨みたい…生霊の飛ばし方を我に教えてくだされぃ!あっちこっちに飛ばしてやるぜ、オラァァァ!あれ?どこに飛ばすんだっけ?(ボケてるんか)。森司君よぅ「大事にしたい」という気持ちはわかるがこよみちゃんに言わせてどうする!これはもう、こよみちゃんの尻に敷かれるのは決定的か、ニヤニヤ。お祖母ちゃなが可愛くてニコニコ。2025/06/22
あっちゃん
39
ようやく主役2人の仲が少し進展(笑)コレは付き合ってるんじゃないかなぁ?今回の映画の話は第三者から見た2人の印象が新鮮、そして逃げられない状態での怪異は怖い( ̄ー ̄)2025/06/24
坂城 弥生
31
こよみの森司の関係、一歩前進?2025/05/21
よっち
27
誰かを思う気持ち、すれ違いから起きる事件の真相にオカ研メンバーが挑む第22弾。今回もまた2人が期せずして巻き込まれていく、こよみとのデート中に起きた、映画上映中に先週上映したはずの別の映画が混ざる怪異。車にとりつく怪異の背景に関係する遺伝子的な病。とある姉妹と幼馴染にまつわる狼の呪いの正体。今回は生霊めいた話が多かったですけど、用事にかこつけて一緒にお泊りデートしたり、やたら解像度が高い相性占いに苦笑いしたり、そこまでお互い認識していて何で進まないの?とついツッコミを入れたくなる2人の関係も良かったです。2025/03/21
よっしー
26
灘と森司の仲が進展!! 2人でお泊りデートするまでになるとは…。とはいえ、そのタイミングで不思議な現象に巻き込まれてしまったので、スローペースな2人らしい展開だったかなと思います。そして、改めて思うのが、おばけより何より、生きている人間が一番怖いという事。生霊になってまで怨みたい相手がいる…その理由が何であれ、そういう感情を持つ人は少なからずいるのでしょうね。2025/05/09
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