角川ホラー文庫 ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり

著者名：櫛木理宇【著者】/ヤマウチシズ【イラスト】

KADOKAWA（2017/03発売）

• ISBN：9784041044476

内容説明

こよみちゃんとの初デートに成功し、浮かれ気分の森司。しかし逆に意識し過ぎて空回り！　そんな折、「悪魔祓い(エクソシスト)系の映画を観ると全身の血が沸騰する」という依頼人がオカ研を訪れて……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう]

やっと新作にありつけた(´；ω；｀) ホーンテッドシリーズ最新作です！もう、森司とこよみちゃんはさっさとくっつきなさいよ！と、ほのぼのシーンではそれしかない。そしてホラーシーンは相変わらず怖い。だが、いろんな伝承を部長とこよみちゃんがしてくれるので、大変勉強になる。卒業した藍さんも、実はイケメンな鈴木くんもみんな満遍なく出てきて本当読みやすいシリーズ。最終話鈴木くんメインだとよかったなー。鈴木くんの露出求む。

2017/04/08

[bookkeeper]

★★★☆☆ 森司くんとこよみちゃんの仲の進展が、心霊相談の顛末よりも気になります(笑)。森司君の自炊の腕が上がって、豚汁でコース料理の構成をつぶやいてしまうシーンで笑ってしまいました。 ちゃんと時間が経過している世界なので、みんな進級もするし、就職しちゃったメンバーもいます。2人はどうなるのかな。 ２人の後輩部員は鈴木くんだけか…？部員が少なくなって廃部にならないかも心配になってきたりもします。こんな大学時代を送りたかった…

2018/03/26

[☆ゆう☆]

もう11巻目になるというのに森司とこよみちゃんがいまだにくっつかない理由がわからない。前回のドライブデートで関係も加速したように見えたのに。森司のへたれっぷりがクローズアップされてるけど、こよみちゃんもなかなかのものだと思う笑。やっぱり似た者同士なのだろう。もうしばらくこの作品を読めるのは嬉しいが、そろそろキチンと進展して欲しい気もする。今回オカ研に持ち込まれた事件も怖ろしいものばかり。家庭内の悪魔、結婚詐欺の呪い、地縛霊。愛と憎しみか渦巻いていて心苦しい。今回は現代の話が多かったので読みやすく楽しめた。

2017/04/05

[あっちゃん]

今回もいろいろあったけど、家族がテーマかな？（笑）従姉妹に彼氏を取られた女史の話も気になったけど、アパートに出る女幽霊の相手の男がサイテー過ぎて、違う意味で印象的(￣▽￣)

2021/08/17

[いーたん]

森司のヘタレっぷりには、呆れもするけど、森司なら当然そうなるなぁ〜と思って読み始めた序盤、三つのテーマ四つの事件を経て、森司の成長は確かに感じ取れたけど、やっぱりオチとしては当然そうなるなぁ〜と思って読み終えました。それでも巻数を重ねるごとに二人の距離は着実に縮まっているのは確かなので、二人の恋を見守れる事は、このシリーズ最大の楽しみです。本編に関しては、毎度お馴染みですが、やはり人間の恐ろしさ、悍ましさ、醜さから心霊現象の起点になることが多く、悪霊は人の心の中に住んでいることを突き付けられます。

2017/04/01