音響サイエンスシリーズ 18<br> 音声言語の自動翻訳 - コンピュータによる自動翻訳を目指して

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音響サイエンスシリーズ 18
音声言語の自動翻訳 - コンピュータによる自動翻訳を目指して

  • ISBN:9784339013382

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内容説明

近年ようやく実用化の緒に就いたコンピュータによる通訳について,話し言葉の本質や通訳に関する科学的知見に基づき解説した1冊。さらに,今後いかにコンピュータが人間の通訳者に迫るかについて議論している。

目次

1. 音声翻訳の概要
1.1 音声翻訳システム
1.2 自動音声翻訳のこれまで
引用・参考文献

2. 話し言葉の異言語コミュニケーション
2.1 話し言葉の性質
2.2 コミュニケーションとはなにか
2.3 言語情報と非言語情報の役割
引用・参考文献

3. 自動音声翻訳の構成要素
3.1 音声翻訳モデル
3.2 音声認識
 3.2.1 音声認識システムの概要
 3.2.2 音声認識技術のマイルストーン
 3.2.3 音声認識技術
3.3 機械翻訳
 3.3.1 人間の翻訳と機械の翻訳
 3.3.2 機械翻訳の難しさ
 3.3.3 翻訳システムの作り方
 3.3.4 対訳データの収集・対応付け
 3.3.5 フレーズベース翻訳
 3.3.6 木に基づく翻訳
 3.3.7 ニューラルネットに基づく機械翻訳
 3.3.8 翻訳結果の評価
 3.3.9 機械翻訳の現状と未解決問題
3.4 音声合成
 3.4.1 音声合成の歴史
 3.4.2 テキスト音声合成の仕組み
 3.4.3 統計的パラメトリック音声合成方式
 3.4.4 非言語情報およびパラ言語情報の制御
 3.4.5 合成音声の評価
 3.4.6 音声合成の現状と今後の課題
引用・参考文献

4. 音声翻訳の研究プロジェクトとシステム
4.1 ATRとNICTプロジェクト
 4.1.1 ATRプロジェクト
 4.1.2 NICTプロジェクト
4.2 世界のおもな音声翻訳プロジェクト
4.3 国際共同研究と音声翻訳標準化
 4.3.1 C-STAR
 4.3.2 A-STAR
 4.3.3 IWSLT
 4.3.4 国際標準化
 4.3.5 U-STAR
引用・参考文献

5. 音声同時通訳
5.1 同時通訳者の処理と認知モデル
5.2 コンピュータはいかに同時通訳者に迫るか
 5.2.1 翻訳タイミングの決定
 5.2.2 未発話内容の予測
 5.2.3 表現の工夫
 5.2.4 同時音声翻訳システムの評価
引用・参考文献

6. 究極の音声翻訳
6.1 理想的な音声翻訳モデル
6.2 パラ言語音声翻訳
6.3 音声画像翻訳
6.4 speech-chainへの挑戦
6.5 end-to-end音声翻訳
6.6 音声翻訳の課題と今後
引用・参考文献

あとがき
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こたろう

1
音声認識・機械翻訳・音声合成・同時通訳についての概要が書かれた本。詳しい内容よりは、この分野の概要が書かれているため、分野全体を見渡すには良いが、詳しい内容が必要な場合は、別の本の方が良い。しかし、参考文献が多く記載されているので、自分で調べられる人は、この本から論文を追うのが良さそうだが、DNNの手法を追いたい場合は、ごくわずかしか本文にも記載がないし、論文の内容も古い(流れが早すぎるため)ため、やはり別の本の方が良い。DNN以前の手法について知りたい場合は、この本から入門するものも良いかも。2018/10/12

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