内容説明
「一緒にいよう、ひろ――この先ずっと一生、おれのでいて」と拓己がひろに言ったのは春の夜のこと。そしてどうやら自分たちが故郷に帰るのを待って、夏にひろにプロポーズするらしいと知った「清花蔵」の蔵人たちは、そんな拓己の企みをこっそりひろに耳打ち!? 高校1年生の時に、東京から京都伏見に来てから早や8年。長い時間かけて、ゆっくり気持ちを確かめ合ったふたりが遂に結婚! 家族や友人たちや水神シロをはじめとする、ふたりにとって大事なたくさんの人たち(と、人ならざるものたち)が一同に会して祝福する! じんわり、ほっこり、京都あやかし事鎮め物語、感動のフィナーレ!!
目次
一 みつけた
二 錦の決意
三 始まりの日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
43
「いたはるところ」という表現に心惹かれて読み始めたこのシリーズもついに完結編。ひろたち二人はついに結婚することになり離れて暮らしていたひろの両親も登場して賑やかな最終巻。一方、ずっと一緒だと約束したひろとシロの関係はどうなるのかという悩みも残る。神と人が「ずっと一緒に」いることは不可能だ。静御前まで登場したこのあたりの寂しさ描写は切なくて涙腺もゆるみがち…それなのに緩んだ涙腺をどうしてくれると言いたいような決着で気持ちよく読了。2025/05/30
よっち
24
高校1年生の時、東京から京都伏見に来てから早や8年。長い時間かけて、ゆっくり気持ちを確かめ合った2人が遂に結婚する第10弾。自分たちが故郷に帰るのを待って、拓己が夏にひろにプロポーズするらしいと知った「清花蔵」の蔵人たちの行動、ひろの父が京都を苦手な理由、シロを気に掛ける花簿の想い、そしてずっと一緒だったシロとの関係。人ならざるものたちの間でも2人の結婚が噂になっていたことには苦笑いでしたけど、拓己もいろいろ考えていたんだな…としみじみ思う今回の展開で、みんなで祝福してもらえた二人の結末には感無量でした。2024/07/19
栗山いなり
8
水神の加護を持つひろと酒蔵の跡取り・拓己がついに結婚する京都あやかし物語シリーズ最終巻。シリーズ最終巻らしくひろが色んなことに決着をつけて未来へと向かっていく巻であるのと同時にハッピーエンドってこんなにほっこりするんだなと感じさせてくれる物語だった2024/08/24
火狐@二児の子育て奮闘中
5
完結です~結婚したよってお話でした。2024/12/26
あずとも
4
拓己とひろが結婚して完結。家族や友人達、2人にとって大事なた多くの人々が一同に会してふたりを祝福する様子は感慨深く人ならざるものたちの間でも2人の結婚が噂になっているのは少し笑ってしまった。2024/07/21
-
- 電子書籍
- noicomi 今日、キミの心を奪うか…
-
- 電子書籍
- 異世界に転生したけどトラブル体質なので…
-
- 文具・雑貨・特選品
- 【一括購入】ハイキュ-!! 24巻~4…
-
- 電子書籍
- 鳴くかウグイス - 小林家の受験騒動記
-
- 和書
- ててててて