出版社内容情報
江戸深川を舞台に粋な男女が挑む人生の峠越え。
女衒の新三郎と壷振りおりゅうが命を賭けた大イベント「江島神社裸弁天出開帳」の首尾やいかに。江戸の本所深川から始まる傑作時代小説。
時代小説で泣かせる作家・山本一力の新境地。魅かれあう男と女が、人生仕切りなおしをかけ、苦難を乗り越えていく物語。主人公は、女衒の新三郎と壺振りおりゅう。
▼江戸深川の裏店に住む新三郎は、仕事で不始末をしでかし旅に出る。旅先でおりゅうと出逢ったことが、新三郎の人生を大きく変えることに……。二人で新しい人生を始めるため、おりゅうが考えたのは、江島神社の裸弁天を江戸へ持ってきて公開する「出開帳」だった。成功すれば何千両もの拝観料が手に入り、堅気に戻ることもできる。乾坤一擲の大勝負の首尾やいかに。次々と襲う難問に対し、新三郎の器量が問われ、おりゅうの知恵が窮地を救う。
▼苦労を重ねるうち、肚の据わったいい男になっていく新三郎。二人が新たなる旅に出る物語後半には、「様子のいい大人」が続々登場。道中でのハプニングに一喜一憂しながら、気がつくと二人と共に人生の峠越えをしている気分になる。共感と感動の傑作時代小説。
内容説明
江戸の深川からはじまる旅のゆくてに…。新三郎とおりゅうが、命がけで乗り越える「人生の峠」。心に屈託を抱えたもの同士、魅かれあった男女が、新しい人生をはじめるために考え出し、勝負をかけた「江島神社裸弁天出開帳」の首尾やいかに…。「様子のいい大人」が続々登場。
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
昭和23年(1948)、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校卒業。旅行代理店、広告制作会社などの勤務を経て、平成9年(1997)、「蒼龍」で第七七回オール読物新人賞を受賞。平成14年(2002)、『あかね空』で第一二六回直木賞を受賞
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