集英社オレンジ文庫<br> 京都伏見は水神さまのいたはるところ

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集英社オレンジ文庫
京都伏見は水神さまのいたはるところ

  • ISBN:9784086802123

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内容説明

東京でのめまぐるしい生活に馴染めなかった高校生のひろは、祖母の暮らす京都伏見の蓮見神社に引っ越すこととなった。幼馴染みで造り酒屋の息子・拓己とその家族に世話を焼かれながらの新しい暮らし。そんなある日ひろは拓己の家で、酒造りの要である井戸水に異変が起こっていることを知る。突然井戸から水が溢れるなか、ひろの耳には不思議な声が聞こえてきて!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カメ吉

72
面白いとは思ったけど、新鮮味は感じなかった。京都伏見を題材にしたちょっと不思議なお話で東京で上手く暮らせなかった女の子が京都伏見の祖母の元に預けられる。何か他の京都作品と設定が似てる? この作品は少女の超人見知りな性格の中から少しずつ成長するというテーマですが常に暗さがあって楽しさが半減して残念な印象。 少女を守る水神さまが白蛇なのも蛇嫌いな私にはマイナスでした。💦2018/11/30

佐島楓

62
不思議な力を持つために引っ込み思案な性格をしている少女と彼女に寄り添う幼馴染み、少女が幼い頃に助けた白蛇の物語。設定は良く見るものだが、心理描写が繊細で良い。白蛇のシロの真意はまだほかにあるように思うので、続編も期待します。2018/09/29

ありす

42
東京の生活に馴染めず京都伏見の祖母と暮らすことになったひろ。人見知りのせいか、特殊な力を持ったせいか、高校生にしては若干幼く感じたが、実際はこういう子もいるだろうなと思い、小説でもたまにはこういう子もありかと思いました。そんなひろも幼馴染みの拓己に世話を焼かれるうちに、徐々に強くなろうとするとこは健気で応援したくなりました。白蛇のシロは我が強いと思いきや、ひろのことになると優しかったり臆病だったり。ひろと拓己とシロのやり取りは良くある感じの関係だけど、画を想像するとなかなか面白いですね。2019/09/12

ゆなほし

38
女子高生ひろは祖母の暮らす京都伏見に引越し新しい暮らしを送るが、ひろには不思議な声を聞ける力があり…。京都×神様の相性抜群テーマの読みやすい話。伏見を舞台にしているだけあって、伏見稲荷大社や酒蔵などが出てきて雰囲気たっぷり。主人公ひろの性格がやや内気すぎるのが気になるが、京都感満載の物語を読んで京都へ行きたくなった。表紙と、章ごとに挟まれる挿絵がとても綺麗なので、それだけでも一見の価値有り。京都小説は数あれど、内容のインパクトは少ないがこのタイトルは記憶に残りやすい。2019/08/21

ぽぽ♪

37
東京と母との生活に馴染めず、祖母の暮らす京都へ引っ越してきた、ひろ。幼い頃に遊んだ造り酒屋の息子・拓巳とその家族の温かさに、次第に馴染んで行くが、ある日拓巳の家の井戸水に異変が起こり…白蛇のシロと拓巳のひろの取り合いがキュンキュンです。そのまま次巻を読み進めます。2019/09/09

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