集英社オレンジ文庫<br> 京都伏見は水神さまのいたはるところ ふたりの春と翡翠の空

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集英社オレンジ文庫
京都伏見は水神さまのいたはるところ ふたりの春と翡翠の空

  • 著者名:相川真【著】/白谷ゆう【イラスト】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 集英社(2023/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086804905

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内容説明

デートの約束をしていたひろと拓己。しかし拓己が体調を崩してしまう。その原因が、拓己が小学生の蓮という少年と訪ねた桃山の幽霊屋敷にあると知って水神の化身シロとともに屋敷を訪れたひろの前に、ヒスイと名乗る謎の美青年が現れる。その屋敷は多くの作品に命を吹き込んで三十年前に亡くなった彫刻家、吉楽雀の屋敷だった。蓮が屋敷の庭にあった彫刻を壊したことが原因で、拓己と蓮は体調を崩したらしいのだ。水の加護篤いひろが、いつも自分を守ってくれている拓己のために謎の解明に立ち向かう! 京都あやかし事鎮め、大人編で二人の恋と仕事の行方は?

目次

一 清流の主
二 憧憬の炎
三 「ずっと一緒」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

32
デートの約束をしたものの拓己が体調を崩してしまい、その原因が桃山の幽霊屋敷にあると知ったひろが、水神の化身シロとともに屋敷を訪れる第九弾。ひろの前に現れたヒスイと名乗る謎の美青年。屋敷の持ち主で多くの作品に命を吹き込んで三十年前に亡くなった彫刻家・吉楽雀。いつも自分を守ってくれる拓己のために謎の解明に立ち向かうひろと、彼女が心配で仕方ない拓己という構図が噛み合わなくて、もどかしい展開でしたけど、雀とヒスイの思いも投影させながら、大切な相手だからこそ懸命に向き合おうとする不器用な二人の思いが良かったですね。2023/02/16

ひさか

17
2023年2月集英社オレンジ文庫刊。書き下ろし。シリーズ9作目。清流の主、憧憬の炎、ずっと一緒、の3つの連作短編。ヒスイという名が素敵な響きだ。3編に渡る精霊と不思議な謎のストーリーに堪能。拓巳とひろとシロのトリオが不可思議に巻き込まれる毎度の展開が楽しい。2023/05/31

栗山いなり

7
ひろと拓己の恋模様と二人が不思議な事件を解決していく様を描いた物語シリーズ第8巻(前巻は番外編のため)。急速に縮まっていくひろと拓己の距離感と二人の恋愛模様にニヤニヤしながら読んでた。シリーズの特徴は今回も健在だったと思うし、満足いく読書体験だった2023/03/26

kei

4
新たな怪異は、不思議な力を持っていた絵師の一族の彫刻家・吉楽雀が住んでいた邸宅で起こる。命を宿す彫刻達。ひろは彫刻に惹かれるが拓己はそれが心配で…。邸に住む人ならざるヒスイという青年。彼の求めているものは何なのか。2023/08/12

あずとも

4
いつも自分を守ってくれている拓己のために謎の解明に立ち向かうひろと拓己の想いがなかなかかみ合わなくて焦ったいけれど、だからこそ二人の想いもより深まってなんだか良い感じ。高校の同級生達も久々の登場で嬉しかった。2023/02/19

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