内容説明
武装探偵、通称『武偵』。
それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。
トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。
『尻尾の女』を追って辿り着いたスエズ運河では、Nの首領モリアーティと海の女神リービアーザンがキンジ達を待ち構えていた。
人魚のリービアーザンは竪琴で魔の曲を奏で、キンジの殺害に失敗したラスプーチナに無慈悲な刑罰を下す。
イ・ウーとノーチラスへの攻撃を企てるリービアーザンに対し、キンジとアリアは圧倒的に不利な海での決戦に挑む。
死闘の末、魔曲の犠牲になったキンジは……なぜか、謎の幼女と一緒にいて――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉惣五郎
3
★★★☆☆親離れ、子育て等、人が社会のなかで暮らしていく上で避けては通れない人生儀礼的なイベントを丁寧に描いてくれる最近の傾向、泣いちゃうからやめてほしい。リービアーザンが思ったよりいい子でギャップにやられた。次巻はベレッタ再登場かな?楽しみ。2024/06/26
みやしん
2
絶対悪が庇護対象になった時。当巻メインヒロインを巡り二人の新キャラが出てくるが、片やマッチポンプ的に立場をコロコロ替えつつも文句なしのMVPであり、片や情に絆された主人公に司法とはなんぞやを叩きつける役。前者の快刀乱麻っぷりは非常に気持ちよかったが、後者に関しては正直(また新女かー)と食傷も覚えたり。ともあれ、そこは平成ラノベの代表格の一柱、さすがの筆力で畳みかける。2024/07/30
文守 萌樹
2
キンジの子煩悩ぶりが発揮されててヒロインとの将来にも安心感。 新キャラがたくさん出てきたのに今巻限りで、次回は弟と旅行へ。リービアーザンとの交流をもう少し見たかった。2024/07/05
葛宮詠
2
おもしろかった2024/06/30