- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
失敗に終わったマルクス主義を追うのではなく、『共産党宣言』の結論を裏付ける書物としてとらえるのでもなく、21世紀の現代社会を読み解くために必要な、マルクスの理論を理解する入門書の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ投資大学
2
マルクス資本論の難解な内容をできる限り平易に説明している。資本家は労働者が働いて得られた利益と賃金との差額を剰余価値としてお金を生み出している。資本主義において、資本家と労働者との富の蓄積率の差は年月を経るごとに大きくなっている。2024/02/21
どんぐり
1
資本主義批判を見るたびに感じていた「資本主義はそんなに酷いシステムなのに、なぜ人々は資本主義を甘受し安穏と暮らしている(ように見える)のか?」という疑問が解けたのが個人的には1番の収穫。利子生み資本の項目も、現代における株価と実体経済の乖離をよく説明できる内容と思う。ただ特に平均利潤あたりの説明はかなり難解。これからは個別テーマも掘り下げてみたい。2024/03/09