内容説明
復活した新人類の切り札、知能を持つ要塞『アルカディア』。
その傀儡となった帝国は、旧人類の末裔である王国を滅ぼすべく、
留学中のヘリングにリオンの暗殺を命じる。
それを察したリオンは、自身の進むべき道に葛藤する。
このまま帝国との戦争に突入するか、親類縁者を引き連れ宇宙へと逃げるか。
リオンが下した決断は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
29
まさに嵐の前の静けさ。 神聖王国を乗っ取った人工生物のアルカディアに狙われていることを知ったリオン。ルクシオンでさえ勝ち目の薄さから宇宙に逃げた方が良いという相手に勝ち目のない戦いに身を投じようとするリオンが突き放されても力になろうとするアンジェ・リビア・ノエルの3人の婚約者達はもちろん、兄を思うマリエ、そして中でもリオンに信頼してほしいとぶつかり合う5馬鹿の熱い気持ちにはグッときましたね。 ルクシオンの最後の言葉の真意が気になるところで次巻は神聖王国との決戦でしょうか、楽しみです。 2023/08/03
こも 零細企業営業
25
空気中の魔素が高まり。旧人類の先祖返り。前世の姪っ子のエリカの体調が悪化。当初はエリカのためにルクシオンを宇宙に打ち上げて彼女をコールドスリーブして未来の治療に賭けるつもりだったが、、ホルファート王国の住民全てが旧人類の子孫だった。このまま魔素が高まるとホルファート王国の住民全てが環境に適応出来なくて死んでしまう。さらに新人類の末裔のヴォルデノワ帝国、皇帝カールを暗殺して帝位を簒奪した皇太子がホルファート王国に宣戦布告して来た。それを個人的に解決しようとしたリオンは自身の生存を度外視して作戦を組み立てる。2023/07/31
ささきち
8
なんというか何もないというか最終決戦前の準備回？最初の頃はゲーム世界のモブに転生しながらも本編に干渉して色々とシナリオを台無しにしながらもヒロインのハッピーエンドに変化させ、ゲームシナリオを攻略してきたけれど。最終決戦ではゲームではなくこの世界の旧人類と新人類の生存戦争がまた火蓋が切られそれにリオン達が巻き込まれていくって感じですかね？敵はアルカディアという旧人類の決戦兵器と道連れにした奴が復活しこちらはルクシオンのような残存AIをかき集め王国を筆頭に今まで相手にしてきた国々を集めての総力戦となるわけだが2023/09/27
7MHz
6
最終章に向けた走馬灯の様な巻でした。 なんでも一人で抱え込み過ぎです。アンジェリカが可愛すぎます。2023/12/28
えもん
5
いやーー面白かった！！最終決戦間近ということで、これまでの登場人物が全員登場。リオンが大切な人たちのために自暴自棄になって全て自分で解決しようとしてるのを仲間達が止めるという王道展開だが、良かった。特に5バカ達はもう親友になってるんだなと。次巻以降も楽しみ。※これはさらなるハーレムエンド？？王になるのであれば側妃は何人いても大丈夫か？笑2023/08/16
