内容説明
「これでリオンにも紋章が現れたら――心が通じたってことだよね?」
密かにリオンを想うノエルは、自身の手の甲に現れた巫女の証に喜んでいた。
だがそんな期待は、リオンの元にやってきた婚約者――アンジェとリビアの二人との、
仲むつまじい光景を目にしてあっけなく崩れ去ってしまう。
失恋の痛みに落ち込むノエル。
そしてリオンが王国へ一時帰国することになり、事態は急激に転がり始める。
その隙をねらい、ストーカー化していたロイクがノエルを脅して誘拐してしまったのだ。
共和国に戻ったリオンはそのことを知り、ノエル奪還へと動くのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
36
今巻のヒロイン、ノエル17歳。 前巻のマスコットで亡くなった老犬ノエルちゃんも17歳。そこから始まる誤解が素晴らしい。婚約者達に送っていたメールで老犬ノエルちゃんを愛でる文書を書いていたから尚のこと質が悪くなってる w 五馬鹿も美術商(贋作)、マジシャン(コメディアン)、お祭り男(褌装備)、ボディービルダー(ブーメランパンツ装備)、串焼き屋と更にアホがパワーUPして素晴らしい事になっているw ストーリーもしっかりと相手国をプライドを折りながら蹂躙して自国の国王を過労にさせている。 本当に素晴らしいww2020/01/30
しまふくろう
23
続けて購入。絵が可愛らしくて大変良い。 物語は巫女となったノエルを助け出す話。どう見てもやばい犯罪者のロイクを姉に押し付けて平然としてるレリアは頭と性格どっちかが悪いとしか思えないんだけど、その上で姉の幸せ云々言い出してるのがなんかもう、根本から駄目なヤツだったのかと納得した。最後の疑心暗鬼も、自分がクズだから相手もそうだと思ってるんだろうなあ。 これからどうなるのか続きが楽しみ。2020/08/23
こも 零細企業営業
23
6巻を読む前に再読。プロローグの「浮気中なう」とエピローグの「俺を謀ったな」がオチとなっている。人間全員が、何かしらの不幸に見舞われてるのが面白い。それにホクホクしてる機械達。そして話の中盤では、あの5人の予想の斜め上に行くパワーアップの凄まじさがまた素晴らしい。2020/07/30
まるぼろ
19
Web版既読。さて今巻は共和国編第二巻、ノエルをロイクの手から助け出すまでのお話です。マリエが益々五馬鹿のお母さんに見えてきて困る…w ただそんなマリエも随所でリオンの妹らしい度胸を見せてくるので人気が出るのも頷けます。で、そのリオンに関しては今巻では面倒くさい所が炸裂していましたが、最終的には無事ノエルを救い出したので良かったかと、その後の婚約者二人に対してのドタバタ含めて面白かったです…w そして次巻、疑心暗鬼となったレリアとセルジュによって…ですが、書籍版でどう描かれる事になるのか楽しみです。2020/02/10
ささきち
14
やっとあの糞DV糞野郎が消え去ってくれてほっとする共和国編第2巻。ノエルが良い子で自分の為に他の人に迷惑をかけられないと1人だけ我慢し続ける姿を見てて泣きたくなりますよ、1度リオンが助けに来たけど追い出して糞から殴られ首輪をつけられ自由も何もない毎日…リオンもとっとと救いに行けや!と怒鳴りたくなるのにふてくされて何もしないとかあの時はマジでゴミやったな。政治がなんだとか無駄に悩んでいたが5バカもマリエがいなければ有能なのは間違いなくやっといつものリオンを取り戻し糞野郎と共和国のゴミを煽りながら快勝するw 2020/04/03