内容説明
観劇に訪れた正統なる吸血鬼の末裔フォン・クロロックとその娘で人間とのハーフであるエリカ。クロロックは、その劇中で脇役を演じた一人の若手女優の才能に目をつける。同じようにその劇団を支える大御所女優も彼女の才能を見いだし、跡継ぎとして、自身の当たり役を演じるように指示をする。極度のプレッシャーを感じながら稽古を続ける彼女に怪しい影が迫る! 表題作の他、『吸血鬼選考会』『吸血鬼と幻の女』の二編を収録!!
目次
吸血鬼と幻の女
吸血鬼選考会
吸血鬼と伝説の名舞台
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moca
13
このシリーズは結構気にったので、漫画化もしくはアニメ化にして欲しいと思いました。2021/02/06
Moca
13
吸血鬼クロロックとその娘のエリカは謎解きミステリーを解く話。 赤川次郎の携帯小説は結構わかりやすい内容なのである。 案外と興味深い。 この本書は図書館で借りたけど、まさかのシリーズがあるなんて思いもしなかった。 気になったところはこの吸血鬼は本当に血を吸っているの? ただ、ネウロのように相手をコントロールさせる能力は持っていると思うが...。2021/02/06
よっしー
6
安定した面白さだけど、最近虎ちゃんが殆ど出てないような気がする( ̄▽ ̄;)2018/08/18
蕭白
6
読みやすかったです。2018/08/11
bookshelf_yt07
5
『吸血鬼はお年ごろ』シリーズの第36段⁉今回も正統な吸血鬼の末裔クロロックと娘エリカが巻き込まれる事件が描かれる。名女優の舞台を受け継ぐ新人女優の話である表題作が面白かった。 オレンジ文庫になってからしか読んでないので最初から読みたい。2023/09/21