内容説明
正当派吸血鬼の父・クロロックの海外出張について、ドイツにやってきたエリカ。年下の義母・涼子に、クロロックのお目付役をするよう言い含められたのだ。二人は、取引先の工房で、美しい日本人の修道女アンヌ・マリーと出逢う。日本語がほとんど通じないドイツの田舎町に、なぜ日本人の修道女が? しかも、彼女は数年前にスキャンダル騒動を受けて姿を消した元有名女優で……!? 表題作のほか『吸血鬼とバラ色のドレス』『吸血鬼は鏡の中に』の2編を収録。
目次
吸血鬼に鐘は鳴る
吸血鬼とバラ色のドレス
吸血鬼は鏡の中に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kana
28
今回も読みやすく一気に読了。相変わらずクロロックは妻である涼子には弱い(笑)。涼子は仕事でドイツへ行く夫にエリカをお目付け役にするし。そんなクロロックだけど様々なことをエリカと共に立ち向かって解決するところはカッコいい。2019/07/19
星落秋風五丈原
24
海外に出ていく話が2編。どんな相手が現れても強いのに妻には負けるクロロック。さらっと読めます。2020/08/18
雨巫女。@新潮部
18
《私-図書館》久しぶりの吸血鬼シリーズ。エリカ達、登場人物が、あまりにも変わらないのが、嬉しい。面白くて一気読み。2021/04/14
Norico
17
三毛猫ホームズを久しぶりに読んで懐かしくなり、吸血鬼シリーズも。とはいえこちらは初読み。クロロックもエリカも変わってなくてなんか嬉しい2020/08/26
小梅さん。
17
今回は、クロロックパパが大活躍♪ 楽しい~。 過去のロマンスは、涼子サンには絶対内緒よねーw 2019/12/15