集英社オレンジ文庫 吸血鬼の誕生祝

著者名：赤川次郎【著】/ひだかなみ【イラスト】

集英社（2023/03発売）

• ISBN：9784086801393

内容説明

正統な吸血鬼であるフォン・クロロックとその娘のエリカは、ある日、住宅街で少年に助けを求められる。現場では、窓からソファが飛び出す大惨事。少年に事情を聞くと、祖父が不思議なびんの中身を飲んだとたん、異常な力で暴れ出したという。祖父はそのまま行方不明になってしまい……。暴力の連鎖に吸血鬼父娘が挑む！　表題作の他、『吸血鬼は化け猫がお好き』『明日はわが身と吸血鬼』の２編を収録！

目次

吸血鬼は化け猫がお好き
明日はわが身と吸血鬼
吸血鬼の誕生祝

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[小梅さん。]

今回はエリカ父のクロロックの活躍が多くて楽しかった。 かーっこいいんだから！ 最初の、女優さんの話、最後の、彼らの登場が嬉しくてついガッツポーズ（笑） それにしても、最後の、あんな薬があったら、恐ろしくてたまらない。

2018/05/13

[あーちょ]

このシリーズ本、昔から大好きだった。読みやすいし、設定が現実離れしているのもよい。フォン・クロロック、なんだかかっこいいんだよなぁ。今回は薬の話がおもしろかった。

2024/08/13

[bookshelf_yt07]

祖国を追われた吸血鬼のクロロックと人間とのハーフの娘エリカは、ある少年から大暴れした祖父が行方不明になったと聞く。二人が元をたどると、ある媚薬に行き着いた。他２編収録。 １話１話は短いけど、やはり面白い! 途中から読んだから、始めから読みたい。

2023/09/19

[うさぎ組]

毎度お馴染み吸血鬼父娘の活躍するお話し。 最後の吸血鬼の誕生祝は、今世間でも問題になってることが題材にされてますね。嫁としゅうとの問題や上司からのパワハラだったり夫のDVだったり、考えさせられます。

2018/02/09

[リリパス]

「吸血鬼の父娘コンビが、身近で起きる怪奇事件を解決する」という、吸血鬼シリーズの35巻。短編集で、3つのお話が入っています。どれも面白かったです。

2017/09/06