内容説明
■見どころ:
なぜあなたは「レース」を仕事にしたのか
■目次:
はじめに
もくじ
1 石橋を叩いて確認する前に渡っちゃう ── 熊谷義貞
2 おれの仕事はきれいな視界を保つこと ── 長谷川朝弘
3 ライダーと制御の間に入るのが自分 ── 島袋雄太
4 チャンスを逃すと二度と来ない ── 金子直也
5 楽しいことをやる。いつ死ぬかわからないから ── 新井武志
6 必死でがんばっている人を放っておけない ── 根岸直広
7 「やんなきゃ」に追われながら走ってきた ── 佐伯智博
8 何でもお手伝いしてあげたい、という思い ── 塚本肇美
9 モーターサイクルはアウトローの象徴だった ── 杉原眞一
おわりに
奥付
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
毛荒れスミス
0
すごい。破天荒な方ばっかりだ。。2024/06/15
washa46
0
モーターサイクルのグランプリに関わった人々のインタビュー記事。 最後の杉原眞一氏(片山敬済氏がグランプリを戦っていた時代に共に戦ったメカニック)の記事が1番良かった。2023/07/30
shushu
0
90年代初頭頃に比べてGPは日本からは随分遠いものになってしまったが、その後も色々な形でGPに携わっている人がいる。その人たちのレース人生。とにかく冒頭の熊谷さんだけでもこの本を読んだ価値があった。ショービジネス化、巨大化が進む中切り捨てられたサイドカーレースに参戦した後どうしたのかはちょっと気になっていたのだよ。他の人たちも紆余曲折っぷりがなんなか凄い。目標掲げて逆算しましょう、という今の所謂キャリア教育とは全く真逆のような人が多い。臨機応変な様も日本人離れしている方が多いし。2023/07/22
はるまき
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☆☆☆☆:MotoGPの世界でも表舞台には出てこない関係者が何をしているのか?や、錚々たるライダーや経営者との交流といった、GP史やパドックの裏側の一端が垣間見れるエピソードの数々がまず面白い。そして登場人物の人生そのものの波瀾万丈さ、時に人の命を預かる責任も負うプロフェッショナルとしての「仕事の流儀」の凄みに圧倒される。転じてレース現場への無理解さとか官僚主義的なところや意思決定のスピード感の無さといった、日本企業の体質の残念さを炙りだしている点も興味深い、MotoGPファンなら読んで損はない一冊。2023/05/11