三栄ムック カルチャー書籍 前略、高座から──。

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三栄ムック カルチャー書籍 前略、高座から──。

  • 著者名:柳家三三
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 三栄書房(2020/12発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779642609

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内容説明

■見どころ:
三三さんが描いた、落語家の世界ののほほんとしたリアル。

■目次:
三三高座 1
目次
「みんなの人気者まっさんのお話」
「初笑い、新春寄席のウラ側で」
「ゆる~いアイツらに物申す!」
「満開の桜と噺家」
「駆け出し時代、春の日の朝に」
「たった一人の学校寄席で……」
「歯無家になりかけて」
「浴衣の江戸前な着方」
「私、出演者なのですが……」
「受話器の向こうから……」
「何しろ若いんだから!」
「普段のお仕事は何を?」
「よぉ、落語家!」
「当たると痛い!」
「縁の下の力持ち」
「ツーっとくる!」
「あれにははらわたが……」
「しあはせは」
「また最初からやって」
「噺家ってヤツは……」
三三高座 2
「あ、お構いなく……」
「それは僕のカバンです!」
「ピカッとひとつ光ったかと思うと……」
「芸人は高座で死ねれば本望だけど……」
「警部さんのルックスでも──」
「生さだを生で見られるラッキー!」
「どうしても寝ておきたいのに」
「オチがなくてもいいじゃない」
「落語家、演劇の舞台に……座る」
「身近にあった思わぬ名所」
「おお、こいつが犯人か!」
「もしも世界征服をしたら……」
「始まれば終わる→夏休み」
「わっしょい わっしょい」 
「ガラケーには冷たい……」
「測定不能のCマーク」
「二〇一七年台風ダイアリー」
「三三青年の過酷な体験記」
「股引の謎、すっきり解決!」 
「扉が開いた先にあるもの」
三三高座 3
「伝統と進化の鈴本演芸場」
「祖母と行った末廣亭」
「伝説の浅草演芸ホール」
「真剣勝負の池袋演芸場」
「Gの勝敗に一喜一憂」
「真夏の松本彷徨記」
「あの頃の夏もやっぱり暑かった」
「三三少年、もののあはれを知る」
「なぜ? なぜ? 摩訶不思議なこと」
「あなたに言われたかぁないよ!?」
「噺家のそばあるある?」
「どなたか覚えていませんか?」
「珍しい竹、どんな竹?」
「白鳥師匠の鬼才たる……所以」 
「三三流 小田原名所自慢」
「歩けども歩けども」
「想定外だった素朴な疑問」
「夢中になった名勝負」
「小田原の? 長やかなる黒い魚」
「月に叢雲 花に風、秋の落語は要注意?」
三三高座 4
「痩せの大食いデビュー秘話」
「あぁ良かった、柳家一門で──。」
「噺家の数だけ、かたちは違う」
「冬とは、あきらめの季節なり」
「流行病に弱いのが噺家のさだめ?」
「この瞬間が貴重で大切な経験となる」
「やんわりと伝えたかったのに」
「不意に出会う香りに誘われて」
「雨が連れてきたおまけ」
「唯一無二の透明感(?)」 
あとがき
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

111
『男の隠れ家』でのこれまでの三三さんの連載をまとめたもの。5年くらい前からつい最近のものまで。コロナ禍に入ってからのものもある。図書館でまとめ読みしたりしてたけど、2月からはそれもままならず…だったので、嬉しいな。今まで高座でまくらで話されてた事が多く、知ってるもん!というら気持ち半分の読書。ちょい厳しいことを言うと、これ、三三さんを聴かない人が読んで面白いのかな。高座のまくらなら、誰でも笑える話なのに、文章になるとちょい優等生ズラが出ちゃってるかも。でも、愛してます。噺すと、ほんと、いいおとこ。2020/12/02

Willie the Wildcat

71
捻りを効かして、世の中のマイナスを笑いに転換。肩肘張らず読める文体。見習いたいものだ。さて本題。物理的なコオロギ、シュールな戦隊ヒーロー、”認識されず”チケット購入?!など、思わず吹き出すネタ満載。迎えた〆が立ちション也。地下鉄車内での小噺かぁ。その場で聞き耳を立てたかった。一方、自分の体験を重ねたのが『また最初からやって』と、『噺家のそばあるある?』。特に前者はビジネスでも要注意。なお、根本氏のイラストはとても風情もアリ、本著にぴったり。含め、6年間分の執筆のご苦労をタップリ堪能させて頂きました。御礼。2022/04/10

ミサ

10
率直だけど、柔らかいお人柄が出る文体で温かい印象のエッセイ。三三さんの事、落語界の事、日々のささやかな事が綴られて、落語ファンじゃなくても楽しめそう。「耳障りがいい」ではなく「耳あたりがいい」って表現する所、さすが言葉のプロ!改めて大好きな噺家さん!そして、明日2/13は神戸で三三さん(さんざさん)の独演会なのだ〜。楽しみ!!2021/02/12

べあべあ

5
楽しく拝読しました。小田原=静岡県?説は私も身に覚えあり。街の雰囲気が横浜・川崎、というよりなんか静岡なんですよね。高座の三三師匠が年配に見える、というのも分かる!。着物のせいというより、江戸弁があまりに達者すぎて若手に見えないんすよ。白鳥師匠との会で新作を作られた件、この会見れたので楽しく思い出しました。三三さんが白鳥さんに教えを乞うたというカオス。芝の浜で革の財布ではなくパンダを拾うというぶっ飛んだお莫迦な話なのですが、あの語り口なのですこぶる説得力があって、なんか困惑しちゃいました(笑)。2023/03/13

大茶会

2
「月例三三独演」の開演を待つ客席にて、ちょうど、読み終えた。▼とある落語家のエッセイ集がゴーストライターによるものだと知ってから、この種の本には手を出さないようにしてきた。でも、おそらく、この本は三三師ご本人による著作だろうと、思う(というか、そう思いたい)。▼まくらで聞いたことのあるエピソードもあり、初めて知るエピソードもあり。10年間ほども三三師の独演会に通っている私のような者にとっては、うれしい1冊。2021/02/11

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