C★NOVELS 天使たちの課外活動９ 極光城の魔法使い

著者名：茅田砂胡【著】

中央公論新社（2022/07発売）

• ISBN：9784125014548

内容説明

プライツィヒ高校では学園祭において、二年生は演劇をおこなうこととされている。二年Ａ組に在席するヴァンツァーは裏方を志望するも、クラス全員の反対にあい主役を務めることに。
ライジャもある人物から課外活動の一環で、舞台に出演を、と熱心に誘われ困惑する。
レティシアに至っては大学のセミナーの仲間たちがノリノリで芝居を企画、なんと『かわいそうな孤児』の役を演じる羽目に。だが、独特すぎる過去を持つレティシアには「自殺しようとする少年（レティシア視点による）」がなぜかわいそうなのか皆目理解できない。
一方、ジンジャーも少々悩むことがおき、インストラクターとしてジャスミンとケリーを引っ張り出した。かつて、映画撮影と偽り、黒玉（ジャスミン視点による）を吹っ飛ばした際の映画監督が関わる案件だった。
ジャスミンはルウもリィもシェラも誘い出し、プロの演技者に用事のできたヴァンツァーとレティシア、ライジャも同行するというフルメンバーがつどうことになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[雅]

今回はお芝居物。規格外の役者達が輝きを放ちまくる。

2022/11/14

[hirune]

表紙の美女はなんと！ヴァンツァーだったんですね😃今回は命の危機も敵の襲来もなく、あのヴァンツァーがただただ青春してるような。。こういうのも平和でいいですねぇ＾＾ヴァンツァー君友達が10倍くらいに増えたのでは？ランディやスティーブやベアテ…どんどんこのシリーズのファミリーは増えていきますね！次はレティシア編が続くようなので楽しみです♪

2022/08/06

[つばめ]

表紙とあらすじで既に破壊力が凄いのに、内容で更に粉々にされた！課外活動シリーズで一番好き！今回のテーマ？は「劇」。ヴァンツーを始めレティシアも劇をやるし、ジンジャーも加わって演じる事とは何か、嘘を吐く事ではないのか？というライジャの疑問にも応えていく。完璧超人達でも、やはり分からない感覚という物はある様で。ヴァッツが演じたアウローラのシーンには、読んでいてこちらも感動した。実際の舞台観てみたいよ〜（正気を保てる気がしないけど）クラブレのオンタロスの剣もだけど、演じる事とか殺陣のシーンとかワクワクする。

2023/10/23

[えみちゃん]

お気に入りのシリーズだというのに完全にノーマークでした。^^;本屋さんで偶然見つけて迷わず購入。美しいカバーイラストにしばし魅入ってしまいました。笑っ。さてっ、今回のお話はここのところ出番の少なかったヴァンツァーにスポットが当たるようです。なりゆきで学園祭クラス発表の舞台で主演を務めることになるのですが・・。学業以外に時間を割くなんてムダだと切り捨てるかと思いきや意外や意外。思いの外真面目に？取り組み男女入れ替えまで提案するから驚きです。但し言ってるご本人が恋する男女の機微なんてものから対極にいるからなぁ

2022/07/28

[ときわ]

またもや学園祭もの。今回は中学ではなく高校。主役はヴァンツァー。ヴァンツァーのクラスは、クラスメートも気づいてなかった才能ある人が何人もいた。このシリーズを読んで毎回思う事は一緒。この内容で一冊書き、面白くて一気に読ませるってすごい。楽しい時間を茅田さんありがとう。

2022/07/29