内容説明
『テオドール・ダナー』はリィやシェラのバイト先で、ルウも働いて(?)いる絶品料理を出す隠れた名店。店主のテオが作り出す料理はどんなジャンルであっても極上品なのだ。テオは料理以外にはまったく興味を示さない変人だが、料理を彩る飾りつけ(皿とか室内装飾品とか)の目利きもまた天才である。その『テオドール・ダナー』が突然、掲示板で休業のお知らせを発表した! 驚いたのは店に務めている者たちである(これには店主のテオも含まれるが、彼が驚いたかどうかは少々不明)。なぜならば――誰一人として、この休業を知らなかったからだ。リィたちのバイト先はどうなってしまうのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
79
テオ親父の天才シェフっぷりが凄すぎて、教育どころか若手料理人たちの心を片端からへし折ってるじゃん?3ヶ月の臨時営業なのにどんだけ費用をかけるのか…空恐ろしい。。しかし 一口齧ったらドロンと消えるホットドッグ?凄過ぎだわ(笑)テオの料理の味は誰にも継承できないから 芸術作品なのね。ある意味残せる芸術より貴重かもしれないですね☆2019/01/12
雅
67
「消えるホットドッグ」は是非一度食べてみたい。何やっても許される天才と、無茶振りする天使。面白かった2018/12/07
きむこ
56
シリーズ6巻目。テオの料理堪能編。ここの登場人物はみんな超人過ぎて展開が読めちゃうからこのシリーズに少々飽きて来てたけれど、少し時間が空いたのでいい意味で新鮮に楽しめました。けど、ルウ、3世に無茶振りし過ぎ(笑)2018/08/11
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
44
「天使たちの課外活動」シリーズは、3年以上ぶりなんですね。 いきなり口絵の「ない!!」にびっくりしましたが…その箇所を読んで納得~。 消える〇〇〇〇〇〇、食べたい!! テオの神がかった料理の腕と、壊滅的なそれ以外の日常生活。 周りの人たちの心労、お察しします! そう言えば、連邦主席のマヌエル三世も毎度お気の毒ですよね。 いつも通りお約束の展開ですが、ストレス解消読書にぴったりでした☆2018/08/25
ダージリン
43
久しぶりの金銀天使がうれしい! でも、テオの「すごさ」でぐいぐい読んでしまう。飯テロ万歳! そして最後のページをめくって、もう終わっていることに「ええっー」となる。テオの料理のよう(笑)。あと、ルウの黒さにニヤリ。2018/08/10