内容説明
口外無用の誓約書を出させても噂はひっそりと広がっていった。超絶においしい料理を提供するのに、その存在を声高に語ることのできない不思議なレストランのことだ。
オープンから一カ月、二カ月と過ぎれば、いくら口止めしても「テオドール・ダナー」の名声は静かに広がっていく。そしてその評判は、料理長テオの誘拐(未遂か?)や、エレメンタル美術館への強奪事件へと発展していく。
おいしいご飯とそれを食するに最もふさわしい空間を飾る名画を守るため、敢然と(余裕で?)立ち向かうルウ・リィ・シェラの三天使。連邦主席直属特殊部隊をも巻き込んで大がかりな課外活動が始まった。
読売新聞オンライン連載作品を大幅加筆し、上下巻として連続刊行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きむこ
71
7からまだまだ続く美味しいお料理。今回の隠れ主役はあの絵だったのね。金銀も怪物夫婦もちょうどいい加減の出番でグッジョブ。久しぶりに読み応えのある作品でした♬★3.52021/04/22
hirune
58
全人類の宝である「暁の天使」と同じくらいテオドールは彼自身が唯一無二の芸術作品なのかも知れませんね。維持にもセキュリティにもまぁ手間もお金もかかるからねぇ😅人間だから大事に保護して永久保存できないのが残念ですね。最後はオールスターキャストの晩餐、いろいろドラマチックな繋がりが明らかにされましたが、副題のガーディ少年がまさかのあの人だったんですね!黒金銀の天使の無双の活躍も楽しく読みました♪2021/05/25
つばめ
42
相変わらず登場人物が多くて、脳内整理が大変だけど良かった。副題?のガーディ少年が誰なのかも明かされたし、テオドールの過去も掘り下げられてて物語に深みが出た感じ。あのリィがテオのお菓子なら食べられると言って口に入れてるのは衝撃。ルウもシェラも悔しいだろうなあ。料理以外にも通ずるけど、まずは物事を良くするかしないか、自分にとっての最高を求めるか否かは、自分が生きていくのにも忘れずにいたいなあ。中々できないけど。2023/10/21
えみちゃん
37
2ケ月連続刊行の後編です。超絶においしいお料理を提供するのにその存在を一切口外してはいけない「テオドール・ダナー」の契約期間も終盤に入り事態が動き始めます。テオ自身が気が付かないままに誘拐(未遂?)されたり、あの絵が強奪されたりと慌ただしい。「目指せ一般市民⁉」笑っ。をスローガンに掲げているハズの3人があ~っという間に解決するのは最早お約束ですね。閉店を間近にしてあの、一世と二世が連れ立って来店するのですが、いやぁ~。やっぱり風格もすごいがあの度量の深さには驚嘆しました。笑っ。上流階級の方々にお出しする2021/05/07
すがやん
27
前回の終わり方から、革命の薔薇の件で怪獣夫婦にもう一波乱あるのかと思いきや、下巻丸々テオのレストランの話だった。これはこれで嬉しい。やっぱりテオ関連は楽しいなあ。最後はキレイにまとまって満足。08の皆さんも面白いキャラなので、今後も登場して欲しい。そして、テオドール新店舗の物語も、是非書いて欲しい!2021/04/21
-
- 電子書籍
- 世界の終わりの世界録【分冊版】 80 …
-
- 電子書籍
- あの夜からキミに恋してた[comic …
-
- 電子書籍
- 東京喰種トーキョーグール:re 11 …
-
- 電子書籍
- 葉隠物語 (2)
-
- 電子書籍
- 幻想都市-サイコ・イリュージョンー(2)