講談社文庫<br> 野暮天 大江戸閻魔帳(七)

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講談社文庫
野暮天 大江戸閻魔帳(七)

  • 著者名:藤井邦夫【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2022/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065285886

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内容説明

元浜町の閻魔長屋に住み、戯作者閻魔堂赤鬼の顔も持つ、南町奉行所も頼りにする青山麟太郎のもとには、今日も事件が舞い込んでくる。
麟太郎が苦手とする男女の愛憎を色気たっぷりに描き、女戯作者菊亭桃春が今凄い人気だと聞かされたばかりの麟太郎は、地本問屋「蔦屋」の二代目お蔦から、向島に住む旗本の主人を亡くした菊川春乃の用心棒を頼まれる。春乃のことを探らせていた地廻りの吉兵衛の店でひと暴れした麟太郎は、町医者の中原道伯の名を吐かせる。だが春乃に道伯の名を伝えると、なぜか春乃は急に用心棒を断ってきた。道伯は金持ち相手が専らで、評判はよくない医者だ。若い御家人白坂恭之介の組屋敷に、春乃と道伯が相次いで訪れ、料理屋で二人は落ち合っていた。春乃と白坂、道伯のつながりに困惑する麟太郎だが・・・。
このほか、かかわる男たちが次々に死んでいくため、「九尾の狐」と噂される神楽坂の粋な形の女雪乃が、麟太郎のもとに上がり込んできた・・・など四編の事件帳。
書下ろし人気シリーズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

67
戯作者の閻魔堂赤鬼こと青山麟太郎が、南町奉行所臨時廻り同心・梶原八兵衛と下っ引の亀吉たちと共に事件の探索をし、それを地本問屋・蔦屋で発行する絵草紙に書いていく物語です。短編4話の中で「向島心中」は、女戯作者・菊亭桃春は、5才下の御家人・白坂恭之介を想い。桃春が、恭之介に小遣いを与え私が一生面倒をみると…。矜持を傷つけられた恭之介は、怒り、御役に就こうと小普請支配の命で人を斬った。それが発覚して町方に追われる事となる。それを知った桃春が、恭之介を刺し、自決した。最後は、好きな男と一緒にいってしまった。→2022/12/13

とし

52
大江戸閻魔帳「野暮天」7巻。凄腕の赤鬼 青山麟太郎、剣の腕は凄いのに、色恋は苦手なんですね、苦手な戯作が書けるかな。2022/11/02

真理そら

49
麟太郎の野暮天ぶりが冴えわたる巻かもw関わった事件は色恋や情に溢れていても麟太郎は客観的に関わるだけだからその部分は成長しないんですよねぇ。2022/08/03

ekoeko

2
青山麟太郎シリーズ4編。色気と愛憎が苦手な麟太郎もいつかは書くことができるようになるのでは?2022/09/28

いえのぶ

0
今一つ人気が出ない野暮天の偽作者が江戸の事件を解決する。かかわる人が亡くなってしまい、九尾の狐と言われる美人など。2023/11/02

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