講談社文庫<br> 福の神 大江戸閻魔帳(六)

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講談社文庫
福の神 大江戸閻魔帳(六)

  • 著者名:藤井邦夫【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2021/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065261040

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内容説明

元浜町の閻魔長屋に住み、戯作者閻魔堂赤鬼の顔も持つ、南町奉行所も頼りにする青山麟太郎のもとに舞い込む四つの事件。

第一話 御贔屓
麟太郎の筆名に似せた閻魔堂青鬼という者が旗本屋敷の御家騒動を実名で描いた絵草紙を出し、騒動に。作者と疑われた麟太郎は、青鬼の正体をつきとめようとするが。

第二話 権兵衛
閻魔長屋の大工の女房おゆきが必死に閻魔堂に願をかけている。昔の悪い仲間に脅されているのか、もう五日も旦那が帰ってないという。おゆきを影のように護る謎の浪人、権兵衛とは。

第三話 福の神
閻魔堂の中で熱を出し倒れていた老人彦六を助けて以来、麟太郎は金が次々と舞い込み、ツキに恵まれた。いかにも貧乏神のような彦六は、麟太郎にとって福の神に思えたが。

第四話 御隠居
絵草紙が書けない麟太郎に、呉服屋の御隠居のお守りの仕事が。御隠居は老女で、片平祐馬という名の、二十年前、御家取り潰しに遭った御家人の倅の行方を捜していた。

目次

第一話 御贔屓
第二話 権兵衛
第三話 福の神
第四話 御隠居

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

79
戯作者の閻魔堂赤鬼こと青山麟太郎が、南町奉行所臨時廻り同心・梶原八兵衛と下っ引の亀吉たちと共に事件の探索をし、それを地本問屋・蔦屋で発行する絵草紙に書いていく物語です。 字も大きく、展開も早く、短編4話と読みやすいです。麟太郎の爽やかさがとてもいいです。そして脇を固める蔦屋の二代目女主・お蔦、梶原八兵衛、亀吉と安定した配役がそろっています。 此度は、御贔屓、権兵衛、福の神、御隠居、の短編4話からなっています。その中でも「福の神」が良かったです。 🌿続く→2022/01/24

とし

55
大江戸閻魔帳「福の神」様々な事件に巻き込まれるのか、好奇心からなのか、毎回面白い出来事が起こりますね。 2022/11/15

真理そら

46
偉大なるマンネリというか、この安心感が何とも言えず心地良い。「御贔屓」「権兵衛」「福の神」「御隠居」。「福の神」以外は感動系?だったが「福の神」のほくほく喜ぶアホな麟太郎が可愛くて好きだ。麟太郎とお蔦さんの関係も何とかなってほしいけれど、まあ無理かな。2021/11/21

ekoeko

2
6巻。「 御贔屓」、「権兵衛」、「福の神」、「福の神」4編。閻魔堂青鬼により読者を一人失い、謎の浪人・権兵衛との交流、福の神・彦六との別れ、呉服屋のご隠居の人探しのバイト、今回も忙しい麟太郎。2022/02/11

k.inoue

1
藤井邦夫2021年作。浪人だが腕が立ち素性もよさそうな戯作者青山麟太郎、もう少し他の作品も読んでみよう2022/05/09

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