内容説明
霧雨に濡れて逃げた女は、なぜ笑ったのか?
「優しい女」が犯した亭主殺しの真相。戯作者麟太郎、涙の探索。
霧雨舞う中、傘も差さずに駆け出してきた年増女に行き合った、戯作者の青山麟太郎。
馴染みの下っ引・亀吉によれば、女は通旅籠町の裏長屋で亭主を殺し、姿を消したおきぬだという。
評判の良い仲居だったおきぬには、しかし人知れぬ別の顔があった。
哀しき運命に弄ばれた女を、麟太郎が追う!<文庫書下ろし>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
93
大江戸閻魔帳4作目 2020.05発行。字の大きさは…中。笑う女、操人形、椋鳥、娘白波の短編4話。戯作者の閻魔堂赤鬼こと青山麟太郎が、南町奉行所臨時廻り同心・梶原八兵衛と共に事件の探索をし、地本問屋・蔦屋で発行する絵草紙に書いていく物語です。 【読後】 この本は、字も大きく、テンポもよく、短編4話とすごく読みやすい物語です。麟太郎のものに拘らない、おおらかな気性と、脇を固める同心・梶原八兵衛、下っ引の亀吉、蔦屋の二代目女主・お蔦と安定した配役がそろっています。→2020/06/25
とし
69
大江戸閻魔帳「笑う女」4巻。いろんな事に首を突っ込む麟太郎さん、本業の戯作本が売れませんね、やっと刷り増したが作り物より本当の方がよかったようでガックリ次巻は刷り増しなるか。2020/06/30
goodchoice
1
今回も麟太郎のお節介を楽しませてもらいました。義と情に厚い主人公が結構気に入ってます。2020/08/21
ぴーた
0
閻魔堂赤鬼が活躍するシリーズ四作目。辛すぎて笑うしかない悲しい女性のストーリー。正義を貫つつ、優しい対応を心がける麟太郎。祖父さまはお奉行なんでしょうか?どんなシリーズの終わり方をするのか?今から楽しみです。
よしぜん
0
★★★☆☆ 戯作者、青山麟太郎。 街中の面倒事に首を突っ込んでいく。 根岸備前守との関わり。 このシリーズ初読。2020/11/26
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