ビッグコミックス<br> チ。―地球の運動について―(8)

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ビッグコミックス
チ。―地球の運動について―(8)

  • 著者名:魚豊【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2022/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098613175

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内容説明

真理に命を懸けた者達の物語、堂々完結。

「地動説」出版を目前に、審問官達に追い詰められつつも仲間の犠牲により包囲網を抜け出せたドゥラカとシュミット。しかしノヴァクが迫りくる!!
一縷の望みを懸け、ドゥラカ達が向かう先とは。
「真理」に命を懸けた者達の、そして「地動説」の結末は!?

動かせ。歴史を、心を、運命を、――星を。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムッネニーク

111
51冊目『チ。 ー地球の運動についてー 8』 (魚豊 著、2022年7月、小学館) 地と知と血の物語、ここに完結。 正直クライマックスは「?」という感じで、個人的に望んでいたものとは違った。最終巻だけ『エヴァンゲリオン』を読んでいる感じだった。 アルベルトの見た目がオクジーとそっくりなのは意図的なものなのか、それとも作者の画力不足が故なのか…? 何はともあれ、最後まで熱量を失わずに駆け抜けた、情熱に溢れる力作だったと思う。 「?」 2022/07/05

キムトモ

107
静かな終演…引き継がれた壮大な物語閉幕は渋すぎました😢(ノ-_-)ノ~┻━┻今の時代まだまだあかされていない真実はどのくらいあるのだろう…2022/08/10

眠る山猫屋

92
“地動説”の物語ではなかった、これはあくまで“知ること”を希求する物語だった。前半は、物語を通しての〈悪役〉ノヴァクの生きざまの総括であり、愚かさと弱さ、そう人間らしさの物語。ただ一人の、15世紀を生きた名もなき男のエピソード。死に際に現れたラファウの幻影との会話に、最期の最後に彼が神に祈った言葉が、生き方を変えなかったノヴァクの転向だったのかもしれない。終章で語られるアルベルトの迷いに満ちた人生が、この物語の主題を解り易く語り直す。「知りたい」という崇高な欲望はどのような方向性をもって受け入れて(続く)2022/07/01

キク

71
夜空のみの最終巻表紙が、常に星があったこのマンガにふさわしい。物語はコペルニクスについて2行語られて終わる。コペルニクスが天文学を学び始めたときに、この物語の登場人物たちは一人も生き残ってはいない。殺された者も殺した者も、疑った者も信じた者も。「同じ思想に生まれるよりも、同じ時代に生まれることのほうが、ずっと近い。長い時間を隔てた彼らからみれば、僕らはみんなただの『15世紀の人』だ。今、たまたまここを生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間だと思う。」今、もう一度この言葉と向き合いたい2022/07/12

Vakira

68
「たとえ社会から神が消えても、人間の魂から神を消すことは出来ない」 そういう事なのだ。凄いぞ魚豊。おお~これぞ大団円だ。結局8巻通して出てきたのはノヴァック。異端排除のそのやり方は残酷だ。そして結果として自分の娘は見殺しにする。自分に与えられた仕事への忠誠。そこには神は存在しなかったのだ。1巻に出てきた地動説に命を懸けた、いや自分の導き出した宇宙の心理に命を懸けた少年が登場する。美しい宇宙の、惑星の理論。少年とノヴァックの対話でクライマックス。地動説に命を懸けた人々の物語は新しい日の出と共に終焉した。2022/07/18

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