ビッグコミックス<br> チ。―地球の運動について―(7)

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ビッグコミックス
チ。―地球の運動について―(7)

  • 著者名:魚豊【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2022/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098612604

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内容説明

これが運命でも意志でもいい。やるぞ。

ヨレンタは生き延び、異端解放戦線の組織長として闘っていた。
25年前、希望と絶望を味わった彼女は自らの運命を変えるという
強い信念を持つ少女・ドゥラカに何を想い、何を伝えるのか。
そして、時を経て復活した「地動説」の行く末は――!?

私達が出会ってしまったからにはさ、もう運命とかは置いといて、すべてを変えてみようよ。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

137
前巻でも特にあった違う価値観を持った人物が問答しあう場面が多く、ゆっくり読んで咀嚼したい気持ちがあるものの、先が気になるのでどんどん読み進めてしまった。完結巻まで読んだのち、いずれはじっくりと再読したい。ノヴァクとヨレンタの親子対決になるか!?と思ったが意外な展開に。受け継がれた意志が活版印刷で本になっていく過程にときめく。当たり前のように現代の私は活字を読んでいるけれど、大変な奇跡の積み重ねあってのことだったのだなと。とはいえ物事は簡単に進むわけではなくて、さらに困難がのしかかる。いよいよ、次で最終巻。2025/09/30

眠る山猫屋

75
地動説を巡る名も無き人々の献身のリレーは続く。異端解放戦線のリーダーになっていたヨレンタさんは、あっさり退場・・・あっさりどころではない。登場シーンこそ僅かだったが、彼女の言葉はドゥラカだけではなく(少なくとも)自分にも響くものだったなぁ。そして異端審問官ノヴァク再登場。彼は喪われた娘に気がついていたのか・・・。気づいていたのなら、その憎悪は更に苛烈に燃え盛っているはず。ヨレンタが受け継いでいた“感動”はドゥラカそしてシュミット隊長へと引き継がれていく。死亡フラグしかない作品だけれど、辛いくらいに響く。2022/04/04

キク

68
最近、プーチンとヒトラーの本を読んで「怖いのは、悪党じゃなくて狂信者だな」と感じた。で「チ。」を読むと「天が動く」のか「地が動く」のかについて、多くの人が命をかけていた。今の僕たちは地球が自転、公転してると知っている。でも当時「地球は動いている」と主張して処刑された人達は、周りからみたら狂信者以外の何者でもなかった。「科学的根拠があるから、地動説信者は狂信者ではない」とした場合、「神を信じる多くの人は狂信者である」という結論になってしまう。次巻最終巻で「信じることに命をかける」ことをちゃんと考えてみたい。2022/03/31

Vakira

64
ノヴァック、飲んだくれオヤジと成り下がりながらいまだに酒場で生きている。娘を奪った異端に復讐を誓って・・・そんな始まり。異端解放戦線組織長はあのヨレンタじゃん。なんという運命。父娘なのに敵同士。人間の設計図を伝えるのが遺伝子なら人間の思想を伝える書物は思想遺伝子だ。人は死すから書を残すのか。書が出来たから死んでもいいのか?書=思想の遺伝子ということを考えさせられた。そして死があるからこそ意思は伝わる。より強力に伝えるのは情熱と感動。結局、人は人の情熱に感動し思想の遺伝子を引き継ぐことになるのだ。2022/05/04

活字の旅遊人

49
ヨレンタさん、結局そういう最期か。再会もないままに。やっぱり「文字は奇跡ですね」は、ジーンと来てしまう。そして人工と自然、そこに神、宗教。深い。ドゥカラに引き継がれた「仕事」。その未来はいかに?2022/04/03

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