アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など

  • ISBN:9784418228270

ファイル: /

内容説明

小学生から大人まで、何度でも楽しめる「アンデルセン」の名作10話。これまでの100年、この先の100年へ―「100年読み継がれる名作」シリーズ・第二弾。「おやゆび姫」「人魚姫」「はだかの王さま」「もみの木」など、100年以上読み継がれているアンデルセンの名作10話を収録した童話集。デンマークに生まれ、貧しさのなか夢を追い続けた作家アンデルセン。胸を打つ選りすぐりの童話を、くらはしれいが美しく、詩情豊かに描きます。巻末に〈解説〉と、〈「アンデルセン」文学の世界〉を写真付きで掲載。大判ソフトカバーで読みやすく、漢字はすべてふりがな付き。小学生から大人まで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

明るい表通りで🎶

50
「海のはるか沖まで出ると、水はそれはきれいな矢車草の花びらのように真っ青で、ぴかぴかに磨いたガラスほどもすきとおっています。」アンデルセンの『人魚姫』。きれいな文体で始まる。心地良さを覚えます。人魚姫は、結ばれることのない相手に恋をしてしまった悲しい人魚姫こそ、アンデルセン自身。階級の壁を越えられず、失恋💔するアンデルセンそのもの。100年を越えても読み続けられるアンデルセンの作品集。どれもこれも新鮮。 2025/06/06

はるき

18
 人魚姫って悲しい話なんですよね…。ディズニーから入ったお子さんはショックが大きいんじゃないかしら。切ない所が読みどころですが、大改編したディズニーの気持ちが分からんでもない。2022/10/12

えつ

11
大好きなくらはしれいさんのイラスト。そして、アンデルセンの童話。世界観が最高。なんて素敵な組み合わせだろう。久しぶりの童話たちに胸がドキドキ…!!!小さい頃に読んだ童話たちを大人になってからまた読むと、違った解釈が出来たり、なんだか記憶違いをしていたようだ…ということに気づいたり。本当に“100年読み継がれる名作”なだけある。読み応え抜群でした。2024/05/26

1367

5
アンデルセン童話が好きだった人にオススメしたい本。でもR-30くらいかな?もし僕が20歳でこの本を読んでいたら人生悲観してしまう…冒頭の【この本について】の『原作に忠実な翻訳です。現在の人権を守る立場からすると適切でないと思われる表現がありますが(以下略)』との注意書きの通り、かなりビターなアンデルセン。子供向け版はかなりマイルドなアレンジが入っていたみたいです。さて中身は…マッチ売りの少女はおばあさんに呼ばれたなら幸せだったのかも。みにくいあひるの子は越冬していたんでしたっけ?記憶より過酷な内容でした。2024/10/20

uchiyama

3
「アンデルセンのおとぎの国の少女」であるアンナ・カリーナは、ゴダールの映画の中で、「おとぎの国」から来た「純真無垢」なキャラクターなんかではなく、打算もカマトト振りも含みつつ、そんな自己を決して振り返ったりはしないことこそが何より魅力的だったのだけれど、アンデルセンの童話には、それとは別の、これまたなんともいえない気持ちの悪さがあって、花々や鳥や海の泡やのいかにも美しい描写の底に、得体の知れない自我の虚飾(とそれへの屈折)が感じられて、文句なしに好きとは言えないけど、まぁたまに読んでしまうな、と。2025/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19621117
  • ご注意事項

最近チェックした商品