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内容説明
「俺は、おまえらをクラスメイトだと認めてないから」
そう言ったのは、同じクラスの吉良辰紅(きら・たつく)。
覚悟はしてたけど……やっぱりショックだよ。
少し前まで、うち双葉あかねと、弟のかえでは
「あるチャレンジ」をしてた。
うちは男子として、かえでは女子として……
そう、
性別を入れ替えて、学校に通ってたんだ!
でもうちらは、そのヒミツをみんなに打ち明けて、
「ありのままの自分」で生きる決心をした。
最初は、とまどっていたクラスの子たちとも
学芸会の劇「ふしぎの国のアリス」の準備をするうちに
だんだん、心が一つになってきた気がする!
うちとかえでは、2人で
主役のアリスを演じることに決まったし。
よーしがんばるぞ!と思ってたけど……
うちらのことを目の敵にする男子・吉良くんが、
なにかっていうと、キツい言葉をかけてきて……。
そして――ついに、クラスの中で立場が逆転!
吉良くんが、絶対にマスクをはずさないせいもあって
みんなから、すっかり孤立してしまったんだ……。
こんな空気は、イヤだよ!
どうしたら元通りのクラスにもどせるの?
「みんなのルール」は、おとなのルールより難しい!?
ふたごのチャレンジは、まだまだ続く――。
セカイへ挑むみんなへ送る、応援ストーリーです!【小学中級から ★★】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
娘さんイチオシのシリーズ、第二巻です。元の性別で自分らしく過ごすことにした双子ちゃん。学芸会と、彼らにひどい言葉を投げつけてくる黒マスクの少年のお話です。コロナですっかりマスクが定着している現在、逆にマスクをしていない方がアブノーマル。変な感じですよね…。3巻へ!2022/12/11
あつひめ
19
点訳校正終了。1巻目を読んでいないので、このクラスでの人間関係はよくわからなかったけど、このふたごちゃんたちのぶれない気持ちは分かった。十人十色とはいうけれど、それぞれを認め合うことにまだ不慣れな人たちも多い。大人も子供も。小学生向けの本でこのような内容のものが出ていることも知らなかった。自分たちの子供時代とはずいぶん変わったものだ。小学4年生でも付き合うとかあるんだなぁ。ビックリ。また校正する機会があれば読んでみたい。2023/10/14
茜雫
1
うーんふたチャレ、1巻のテーマが抜群によかっただけに2巻は見劣りするなぁ。 ただ辰紅のこと好きになっちゃうな〜! いや、マスクの理由が良すぎる。マスクの下に怪我してるくらいまでは考えついたけどいい理由だったな。 なんというか、七都さんの作品って内容はめちゃくちゃいいのに全部言葉にしすぎな感じがする……このテーマだからこそ言葉にしたい気持ちもわかるけど、このテーマだからこそ明言しない余白が欲しくなるよ。せっかく共感しながら読んでたのに裏切られたような気持ちになっちゃう子が出てきそうな気がするんだよなぁ。2024/07/12
ソーシャ
1
ふたごがクラス内の不和を乗り越えて学芸会に臨むエピソードを描いた2巻。ソフトながらクラス内の微妙な人間関係が描かれていて、それに悩みながら立ち向かっていくのはいいのですが、クラスの中心にいるからできる作戦だなあという冷めた目線で読んでしまうのは、学校で孤独感を感じている人が主人公の作品ばかり読んできたせいですね。 マスクのエピソードはコロナ禍も反映していそうです。2023/01/08
アトラス書房
0
吉良辰紅、男子にモテるなずみ、アリスに憧れる春葉、勇気を出して発言した須田莉々乃と、新キャラが次々と。辰紅のマスクの理由は、おおかたの予想がついた。2025/06/07
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