ビッグコミックス<br> 血の轍(12)

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ビッグコミックス
血の轍(12)

  • 著者名:押見修造【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 小学館(2021/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098611485

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内容説明

少年審判、開廷…裁きの行方は!?

高台で向き合った従兄弟の”しげる”は、
かつてママに高台から突き落とされた”自分”だったーー
僕が消えることが正しいこと…そう思った瞬間、静一は”自分”を葬るため
しげるを突き落とし、殺めた。
それは、己の中のママとの決別の儀式。
罪悪感を一切感じることなく、静一は鑑別所に収監される。
そこで静一を待ち受けていたのは「内省」の日々。
 
深淵に意識が向かうなか、心の隙間にスルリと入って来たのは
しげるを殺してまで決別を試みた「ママ」だったーー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

神太郎

34
初期はサイコとか云々と言ってまだ笑ってたけど、もうここまで来ると静子…って絶句。押見さんの絵が終始粗く、内省的。静一の世界がまさに壊れていってるのがはっきりと見て取れる。画風で心理状態まで描ききるかぁと唸る。裁判のシーンはもう…。母親を辞める。母親のふりを辞める。捨てていいですよね?何てか、静子も家庭環境が悪かったのはわかってたけどさ…。その後の強烈な言葉のオンパレードに背筋が凍ったわ。壊れて雲散霧消してしまった彼はどう成長していくのか。圧巻の出来。子育て本の一つとして推したいなぁ(白目)。2022/02/21

かに

24
つらすぎてしんどい。母親が、もうどうしようもない。血も涙もない。「なんなん」ほんとそれに尽きる。なんなんこれ。なんなん。「あ、そう。」って…。さよならアリスでの男を降りるとはわけがちがう。やめるな母親を。2024/01/31

にゃむこ@読メ13年生

23
発売当初に読んで感想あげ忘れ。静ちゃん、静ちゃん、とあれほど溺愛の裏で支配していた静一を、いとも簡単に捨てられたものだなぁ。静子の毒親っぷりここに極まれり、という感じ。2021/12/01

Carlyuke

21
ビッグマザー (太母) 静は責任能力があると判定 母親犯罪を否定 静一も混乱して証言を曖昧に返答する 母親は会いに来ない 鑑別所ではママのことだけを考えていた 母親をやめます 表紙は母親 2023/12/18

みこ氏

17
お母さんが静子だったという不幸。2022/04/21

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