内容説明
西ノ丸の大手門前で御家人が抗議の自刃を遂げた。将軍綱吉の肝煎りで発足したお犬見廻り組の頭犬養光忠に、犬をたたいた幼い息子が打ち殺されたというのだ。犬養を成敗するよう求める遺書を目にした左近は動こうとするが、綱吉との関係悪化を恐れた附家老の又兵衛に止められしばし静観することに。だが、ふたたび犠牲者が出たとの報が左近に届き――。葵一刀流が悪を斬る! 大人気時代シリーズ第八弾!!
感想・レビュー
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やま
80
この物語は、甲府藩主・徳川綱豊が、5代将軍・徳川綱吉の養嗣子となり江戸城西の丸に入る、あとの6代将軍・徳川家宣の若き日の逸話です。浪人新見左近を名乗り、秘剣葵一刀流でさまざまな悪党を成敗します。展開が早く、颯爽と左近が名刀安綱で悪を裁くのは爽快です。此度は、親ごころ、鬼のお犬様、思わぬ誘い、八幡の頭、の短編4話からなっています。その中でも「鬼のお犬様」が良かったです。🌿続く→2022/01/21
さるお
0
悪人を成敗する左近の活躍が良い。2023/07/09
よしぜん
0
★★★⭐︎⭐︎ 2022/09/23