内容説明
シリーズ累計52万部突破! 謎も心もほっこりほぐす、美味しいスープミステリー、最新刊です。 会社主催の朝食フェスの運営に急遽理恵が加わることに。理恵は麻野に声をかけ、スープ屋しずくも出店することになる。けれど突如、目玉の朝食店ブーランジェリー・キヌムラが出店を考え直したいと言い出す。説得に行くと、店主の絹村はとある悩みを抱えていて……。ほか、朝活トークショーに出演予定の人気ブロガーの謎の体調不良や、開催予定地が使用禁止になるほどトラブルが続く。理恵たちは無事に当日を迎えることができるのか! ?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
114
会社より雑誌を選んだのに、なぜか仕事がイベント担当?と悩んだんじゃないかなあと思ってしまいます。でも、しっかり仕事をこなしているし、やりがいも感じているようでよかったです。そして、二人の仲も一歩進みそうな予感。2022/01/07
ひさか
98
このミステリーがすごい!大賞書き下ろしBOOKVol.24(2019年3月) 優柔不断なブーランジェリー、書き下ろし:鶏の鳴き声が消えた朝、骨董市のひとめぼれ、壊れたオブジェ、朝活フェス当日~理恵の忙しすぎる日~、2020年6月宝島社文庫刊3分で読める! コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語から麻野と理恵の謎解きカフェごはん、の6つの連作短編を2021年11月宝島社文庫から刊行。前巻から続く朝活フェス関連のお話。朝活フェス当日の様子が活劇調のドタバタで描かれ、少し食傷気味になりました。2022/03/09
ジュール リブレ
97
朝のスープもバラエティが増えて、和のテイストのリゾット/おかゆ的な感じまで。副題のグヤーシュ(グラッシュ)はハンガリー名物。独特の酸味が懐かしい。昔訪れたブタペストの市場でいただきました。何十も種類分けしたパプリカの専門店に驚いたなんてことを思いだし。本作では朝活をテーマにした食フェスが出てきます。出展交渉、イベント会場探し、当日のトラブルなどてんこ盛り。お疲れさまでした。2021/12/09
よしのひ
91
寒くなってくると無性にスープが読みたくなる『スープ屋しずく』シリーズ。夕飯後に読み始めたのに、ページを捲れば捲るほど本から良い香りがしてお腹が空いてくるのは、どうしてだろうか。今回は特に秋刀魚のポタージュに心撃ち抜かれる。誰か再現してくれないだろうか。一発で虜になる自信がある。いつもの世界観がある安心感に加え、今回はシリーズの歴史を感じられる瞬間もあり。そして麻野が今作の中だけでもパワーアップしているので、もうもうただただ、お腹が減る一方だ。今日が発売日なのに、もう次の作品に恋焦がれてしまう。2021/11/05
ベイマックス
90
7作まで来ると、そろそろ飽きてきそうなシリーズ作品。最後の「特別掌編」も、2人の進展かなと思いきや…。2022/03/02