内容説明
一段と活発になり、愛らしさを増した孫の桃子を可愛がるのに忙しい元目付の愛坂桃太郎。一方で江戸の町ではやくざたちの間に不穏な空気が漂いはじめ、その中心には桃太郎を慕う芸者の蟹丸の兄である千吉の影があった。憎からず思う蟹丸のことは気がかりではあるものの、桃子の安寧のためにはやくざの揉め事になど関わりたくはない桃太郎なのだが、否応なくその諍いに巻き込まれてしまい……。孫を背負って悪を斬る、大人気時代小説シリーズ、第七弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
43
ダジャレか?成長する桃はカワイイけど、ちょっとキレが無いかな2022/02/26
はにこ
33
事件があると何かと頼りにされる桃太郎。今回も推理が冴え渡っていた。紐のハーネスつけられた桃子が可愛すぎる。桃子の為にヤクザの抗争に立ち向かう桃太郎。ファイト!2021/12/15
み
23
さくさくと♪10巻で完結したことを知り、読み進めます(^^)悲しい出来事がないとイイんですがね、今作がキナ臭くって心配です。こいぬのって、目からウロコがぽろっ。2023/04/14
ひさか
20
2021年10月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ7作目。変装やくざ、願掛け掃除、冬に溺れた男、裏返しの真実、の4つの連作短編。危ないから桃子を帯で繫いで遊ばせるというのは、いくらなんでもダメなんじゃないと思いながら、総じて、奮わない回だなぁと読み進んでいたら、ラストでガツンと来て、緊張が一気に高まりました。次作が楽しみです。2021/12/31
Kira
14
図書館本。わるじい最新作。江戸の町のやくざたちの間に不穏な空気が漂い始め、愛坂桃太郎は雨宮同心に頼られて事件に巻き込まれる。活発に歩き回る桃子がますますかわいい。読んでいるこちらも抱っこしたくなる。片言をしゃべるのが、またほほえましい。2021/12/04