双葉文庫<br> わるじい慈剣帖 : 5 あるいたぞ

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双葉文庫
わるじい慈剣帖 : 5 あるいたぞ

  • 著者名:風野真知雄【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 双葉社(2021/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575670387

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内容説明

溺愛する孫桃子とその母珠子が住まう長屋に、息子の嫁の富茂がたずねてきた。夫が外でつくった桃子の存在を知らないはずの富茂の急な来訪に肝を冷やす愛坂桃太郎。なぜこのような事態になったのか、愛坂家の屋敷で妻の千賀を問いただすのだが… 一方で、長屋にあるエレキテルをめぐって対立をしてきた北町奉行所の与力・森山平内との決着の時も間近に迫っていた。全ては愛する孫のため、此度もわるじいが東奔西走。大人気シリーズ第五弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei302

59
桃子瞬間移動。いよいよ目が離せない。前作のラストが気になる終わり方だったので速攻購入で読む。桃太郎を目の敵にしている森山の存在でふおんな気配がこのところ続く。そんな中、薬売りの順吉の話(「引っ越しの訳」)に癒やされた。 妻:千賀長屋襲来。「ほんとに可愛いわねえ」千賀はしみじみと言った。いまにも食べてしまいそうで、桃太郎も気が気でない。わるじい桃さんにも怖いものがあるのです。2021/02/15

タツ フカガワ

54
落雷もエレキテルの悪害と決めつけ蘭学者を弾圧する北町奉行所筆頭与力の森山平内の度を過ごす行いに、愛坂桃太郎は森山失脚を画策する。が、森山は一刀流の達人で“ぶんまわし”という秘剣があるという。そのころ大泥棒の音羽屋花三郎が江戸に戻って大店を狙っているという情報が。桃太郎は大泥棒捕縛と森山失脚を一挙に成す、わるじいならではの奇策を練る。安定の面白さに加え、最後、愛孫桃子が歩いたところで、自分が桃太郎化していることに気づきちょっと恥ずかしくなった。2024/09/28

はにこ

35
富茂が珠子のところに行ったと言うのでとうとうバレたかと思ったけど、千賀さんのナイス機転!今回も桃爺さんは色んな謎を解きながら、森山とも決着を着けてお見事。桃子が少しずつ大きくなっているね。心配ごとも喜びも両方ありそう。世の中で一番楽しい依頼、ずっと来ると良いね。2021/07/01

むつこ

29
シリーズ5作目。妻の千賀にも認められた珠子と桃子。足袋屋の主人に「赤ん坊は歩くために大事なことを覚える」と、注文をうけたほうが儲けになるが本人のためだとやんわりたしなわれ反省する主人公・桃太郎。こういうふうに言ってくれたり、素直に受け入れる高齢者になりたいものだ。2021/06/26

ひさか

28
2021年2月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ5作目。通算15作目。背高火鉢、引っ越しの訳、夜は悲し、赤い雪、の4つの連作短編。全てに面白い謎話が用意されていて、かつ桃太郎に敵対する与力を排除したりと全体としての流れも楽しかった。都合良すぎのところもあるものの痛快です。育って行く桃子か、可愛いです。2021/03/07

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