角川文庫<br> 新訳 ドリトル先生の月旅行

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角川文庫
新訳 ドリトル先生の月旅行

  • ISBN:9784041111055

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内容説明

はじめての方も、おかえりなさいの方も。ドリトル先生との旅へ、一緒に出かけましょう!――斉藤壮馬(声優)さん推薦!

動物と話せるお医者さんが巨大化? 絶体絶命の第8巻!
新訳&挿絵付
装画・挿絵:ももろ


●あらすじ
何者かに呼ばれ、ついに月までやってきた先生は、オウムのポリネシア、サルのチーチー、トミー少年と調査に乗り出す。行く先々で出会うのはとんでもなく大きな動植物たち――巨大カブト虫や巨大コウノトリ、そして不気味な巨人の足跡。みんな、なぜかこそこそ隠れてこちらを見張っています。先生を呼んだのはいったい誰? やがて先生たちまで巨大化して…!? 絶体絶命×史上最大のピンチが訪れる、名作新訳シリーズ第8巻!


●新訳のここがポイント!
「ドリトル先生」といえば、先行の井伏鱒二訳(岩波文庫)を思いうかべる方も多いかと思いますが、あちらは1951~79年にかけて出版されたもので、時代の制約もあったせいか、原文どおりに訳されていないところも多くあります。ですが、本作ではそうした点をすべて改めています。

・ダブダブが焼くおやつが先行訳では「パン」だが、正しくはイングリッシュ・マフィンであるため、新訳では「マフィン」に。
・ガブガブの好物は先行訳では「オランダボウフウ」だが、正しくは「アメリカボウフウ」。新訳ではこれを英文そのままの「パースニップ」に。
・世にもめずらしい動物pushmi-pullyu(頭が二つある動物)は、先行訳では「オシツオサレツ」だが、新訳では「ボクコチキミアチ」に。

などなど、イギリスの文化背景を知っていないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タペンス

2
 再読だが、ページをくる手がとまらなかった。大人も夢中にさせるロフティングはすごい。地球に帰れて喜ぶどころか、先生を置いてきたと自分を責めるトミー、なんて善良な少年なんだろう。2024/04/29

takucyan1103

1
【IG図書館 ★★★★】▽「あんたについているしっぽが、トミーには、なくなっちまったて話さ。人間には、しっぽは要らなかったからね。━━ そして、あんたらサルにしっぽがついているのは、サルにはしっぽが必要だったからさ⋯ 進化だって! ふん! 学者先生の言うことさ。かんたんなことをむずかしく言っているだけさ。」2023/07/02

はじめ

0
前の巻はイマイチだなと思ったけど、今回の巻でまた面白くなった。月に行って色々見て回り、アスパラガスみたいな木を発見し、鳥よりも大きな虫に出会い、巨人に出会いと色々な生き物たちに出会い交流する様子が読んでいてとてもワクワクした。作者はこの巻で完結するつもりだったらしい。最後にスタビンズくんと動物たちが暖炉の前で話している場面は物悲しい。みんなドリトル先生が帰ってくるか心配しながらも、ポリネシアがいるからきっと大丈夫。と半信半疑ながらもそう言っていてポリネシアへの信頼は厚い様子。チーチー…。2024/12/17

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