内容説明
前作で終りとなるはずだった……。だが、発売後、堰を切ったように筆者の下に集まり始める怪奇譚。あれよあれよというまに百話になってしまった。これは、世に出たいと呪う怪奇の仕業なのか? 編集部にも怪奇が来襲し甚大な被害を及ぼした、本当に百話収録した実録怪談集。絶対に一晩では読み切ってしまわないようご注意あれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
143
男性作家・平谷美樹(よしき)さんの百物語シリーズの第2夜は短い話が多くアッと言う間に読み終わりますが、語り手は皆が仮名ながらも実在感があって共感を得られましたね。百物語と言いながら小話を含めると百話を超える物語が読めるサービス精神も嬉しいですね。不吉な夢を見ると必ず誰かが亡くなる『死の予兆』の章は切ないですね。『神棚』家の裏にお稲荷さんがあり代々その家が掃除の世話をして来たのだが魚市場で働くLさんの代になってないがしろにする様になる。彼は長年の内に精神に変調を来たし遂にカラの風呂桶に入り「コン!」と叫ぶ。2020/05/23
鬼灯の金魚草
28
さわる奴は生きてる頃からエロいのだろうか?いつも思うのだけど肝試し的な事する人達ってフットワーク軽くない⁇2017/07/19
屋根裏の散歩者
6
怪談師匠から下賜された本。「百物語」とタイトルについてるけど、著者曰く実際は百話以上あるらしく、結局何話収録されてるのか最早わからない…wwwそれもそのはず、普通は百物語の本は「第一話」「第二話」となるハズだけど、この本は著者が人から採話した順に番号をふって、順番をゴチャゴチャにして載せてるため、最初の話がいきなり採話No.78から始まってる。こんな感じで番号が飛びまくってるから、読んでいても今は何話目くらいなんだろうとか全く不明…よくある普通の百物語と一線を画したかったのだろうけど、これって失敗じゃね?2014/10/13
chatnoir
4
お話を採集した順番は重要かな?なんだか意味のない数字に気を取られる。お話が短くて、インパクトがない。最後の座談会は面白いかな。2015/03/07
002
4
最後の座談会で、皆さんが普通に見える人達で、寄せる人だの観察者だの、普通に笑いながら話してるのが、一番怖かった(笑)見えない人でよかったー!2015/01/28