内容説明
涼風吹きぬける駒込富士。浅間三左衛門は若侍の仇討ちの場面に出くわし、助太刀に入ろうとするが山田孫四郎という老侍に止められる。ともに若侍の最期を見届けたことで二人の間に不思議な縁が生まれるが、山田も七年前に殺された無二の友の仇を討つため、血の滲むような修行を積んできたのだという。のちに、山田の身を案じ訪ねてきた娘百合に、三左衛門は必ず生きて帰らせると誓うが……。親子の情愛と侍の信念に胸熱くなる傑作新装版、第十四弾！
感想・レビュー
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やま
76
富田流の小太刀の名人で浪人・浅間三左衛門と定町廻り同心・八尾半四郎の活躍の物語です。 此度の物語は、三左衛門の剣とこまやかな情愛が胸にしみ入る物語でした。勧善懲悪で、展開が早く、殺陣があり、人情味がありと時代小説のいい所を集めています。面白く、今後が楽しみな作りになっています。特に「盆の雨」がよかったです。 シリーズ14作目<新装版>2021.07発行。字の大きさは…大。2021.12.19～21読了。★★★☆☆ 清兵衛の恋、武辺不覚悟、盆の雨、の短編3話。🌿続く→2021/12/21
アニータ
2
「清兵衛の恋」「武辺不覚悟」「盆の雨」の３編。どれもよかったです。どの作品にも登場人物の”覚悟”が見えました。浅間三左衛門も活躍。2022/07/12
