内容説明
ふと手にしたかんづめから、ふしぎな声がひびいてきた。いったい、このかんづめの正体は何だろうか? 不思議な世界をかいま見る、斬新で魅力あふれる、ファンタジーの名手が贈る童話集! ――スーパーマーケットで、ふと手にしたパイナップルのかんづめから、不思議な声がひびいてきました。それは、ぼくだけに聞こえる、テレパシーのような現象でした……。というSF童話の傑作「宇宙からきたかんづめ」のほか、「こおろぎとお客さま」「かえるのアパート」「魔法の町の裏通り」など、神秘の世界に誘う、ファンタジーの名品を12編収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなん
20
実家発掘本)小さなお話が12作。一番長い表題作も実は短いお話の集まりだから実際はもっと沢山の小さな物語が詰まった一冊。佐藤さとる先生のおもちゃ箱の中を見せていただいてほっこりと楽しむ感じ。コロボックルシリーズとはまた違う、もっともっと不思議な、でもやっぱり隣にふとありそうな身近にふと起こりそうな、そんな宝箱。時を経てもまったく色褪せない。2016/07/05
海(カイ)
16
12編の短編集!佐藤さとる氏の書くお話は、夢があって大好き!いつまでも子供の気持ちのままでいたくなる。2015/09/29
にんじん
9
「コロボックル物語」の佐藤さとるさんのショートショート。普段あまり文章を読まないような子どもでも楽しめる平易な表現で綴られた12編の作品集で、小説の入門にも良いかも。短く、歯切れ良く、あっという間に読み終えてしまった。2019/01/09
myu-myu
3
小さな頃から大好きだった、ファンタジーの世界。佐藤さとるさんが教えてくれた。久しぶりに読んでみたこの本は、やはり夢があふれている!2014/02/04
ゆず
2
現6年に、3回連続で全3クラス一気に読みました。やはり、佐藤さとるには小学生が食いつきます!!何人も借りに来たと図書の先生に教えて頂きました。2014/02/18