内容説明
タカシとサトミが、人間のことばを話すとらネコに会い、ネコに変身する「口笛を吹くネコ」、アリを小人にかえる魔法のステッキ、作文を書いてくれる魔法のえんぴつ……ヒロシの作るお話がふしぎで楽しい世界にさそう「ぼくは魔法学校三年生」に、「この先ゆきどまり」「角ン童子」「ぼくのおばけ」など、現代の語部・佐藤さとるのファンタジー童話7編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kento Isikumada
7
すぐに物思いに耽り物語をつくる小学生のヒロシ。これは子供のころの作者なんかなぁ。嫌味も邪気もなく綺麗なお話。2014/09/18
砂ちゃん
0
「この先ゆきどまり」がなんでか印象に残ってて、すごく好き。過去の記憶が土地に残ってる話? 「ぼくは魔法学校三年生」はストーリーテラーの少年の話。こんな不思議なら体験してみたいなと思う話や、こんな空想したことあるなと思う話。
泣いたのは青おに
0
子供の頃読んだタイトルも忘れてしまったこの本をずっと心の中にあるまま大人になって探し続けた。喋る猫に会いたい。ただそれだけだけど。その想いのまま。
けいちか
0
佐藤さとるの童話集だが、習作という感じが抜けなくもない。2012/06/08