講談社文庫<br> コロボックル物語6 コロボックルむかしむかし

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講談社文庫
コロボックル物語6 コロボックルむかしむかし

  • ISBN:9784062771634

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内容説明

佐藤さとるさんから直接有川浩さんに書き継ぐバトンが手渡されたコロボックル物語――コロボックル(日本の伝説の小人)の世界でも、人間世界と同じように、むかし話やおとぎ話が語り継がれている。コロボックル版の桃太郎や一寸法師、そして神話など……。著者から読者への長い手紙も書かれているスペシャル版。そこから、コロボックルの真の姿が明らかとなる。いわば、コロボックル物語全6巻の、エピソード・ゼロの物語。<『小さな人のむかしの話』改題作品>
◎「類稀な物語に出会えた子どもの中に、やがて、自らも素晴らしい物語を紡ぐ人が現れます。この講談社文庫の各巻の解説者の名を見れば一目瞭然ですが、『だれも知らない小さな国』に始まる「コロボックル・シリーズ」もまた、いまは優れた作家となった多くの人々が子どもの頃に出会い、愛し続けている物語なのです」<上橋菜穂子「解説」より>
★累計260万部の名作、村上勉氏描きおろしイラストとともに全巻絶賛発売中!
『だれも知らない小さな国』解説:梨木香歩
『豆つぶほどの小さないぬ』解説:有川浩
『星から落ちた小さな人』解説:重松清
『ふしぎな目をした男の子』解説:中島京子
『小さな国のつづきの話』解説:佐藤多佳子
『コロボックルむかしむかし』解説:上橋菜穂子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

59
読破。コレは初読みの作品です。コロボックルシリーズの短篇集。ツムジイ覚書付きのむかしむかしの物語。『だれも知らない小さな国』以降のシリーズ本編と比べると、短編であるということもあり、コロボックルの魅力的にはパワーダウンと言う感じ。今の日本の歴史に、コロボックル一族がどう絡んでくか、そういう部分があればもっと興味が惹けるかと思った…。というか、そういう物語も、きっと隠し持ってるでしょ、ツムジイ。そのあたりも、出してくれないかなぁ…。2013/07/01

小梅

43
コロボックルシリーズ⑥2013/07/22

がいむ

36
未読だったこの別巻を村上勉さんの絵と共に楽しんで、コロボックル物語読了です。コロボックルの昔話はどこかで読んだようななつかしさがあって、くすくすっと笑ってしまいます。そしてあとがきが全ページの4分の1ほども!佐藤さとるさんの思いもよかったけど、上橋さんのあとがきが特によかった。視点の大転換、自分を外側から見る、想像力を駆使する。想像力はもっともっと大切にしたいこと。今の時代に復刊された意味を思います。2014/08/11

hitomi.s

31
コロボックルの間で伝わる昔話を集めた本。佐藤さとるさんの書いたコロボックルシリーズの最後の本。本当に大好きで、大人になって文庫で手に入れ、本棚に並べているだけで良い気持ちになれるシリーズ本です。子どもの私は、外見がずっと大人になった私の中にちゃんと居て、仕事に行く為の電車の中とかスーパーマーケットで食材を選ぶ私のカバンの中にコロボックルシリーズの本があるのが余計に楽しかった。佐藤さとるさん、この気持ちをありがとう。今でも、何歳になっても、大好きな本です。2020/05/31

佐島楓

25
このシリーズを初めて読んだとき、コロボックルと共に住める世の中だったらいいなあと幼心に願った。今もその思いは変わっていない。むしろ、強くなっているように感じる。2012/03/06

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