内容説明
伝説の「コロボックル」、日本の小人。彼らは、現代に生きていた! そして学校を作り、新聞を作り、今、「飛行機」を作ろうとしている。飛行テストで事故に遭い、人間の少年につかまって覚悟を決める「ミツバチ坊や(コロボックルの少年)」。彼を救うため、全力で仲間を探すコロボックルたち。胸が熱くなる冒険譚。<全6巻>
◎「悪ガキ男子・シゲマツも夢中になった――男子でピアノを習ってるヤツと、昼休みに図書室に行くヤツが、とにかく苦手で嫌いだった乱暴者のオレだよ。でも、コロボックルだけは大好きだったんだ。」<重松清「解説」より抜粋>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
69
シリーズ第3巻。この世界観、ほんと大好き(*´˘`*)♡コロボックルたち、かわいすぎる!!今回は、今までの作品よりちょっとリアルな内容だった。あとがき、解説まで楽しめて、ほんとに素敵なシリーズだと思う。次も買っちゃおう♪2014/10/26
ユメ
45
コロボックルたちの小さな国の小さな歴史。今まさに歴史が築かれてゆくのをそっと覗かせてもらっているようで、このシリーズに手を伸ばすと心が弾む。今回コロボックルたちははばたき式飛行機を作った。彼らの賢さが次は何を見せてくれるのだろうかとわくわくする。ところが、テスト飛行中にもずに狙われたことがきっかけで、ミツバチ坊やが人間につかまってしまう。仲間を救出するためのコロボックルたちの小さな冒険譚が、大きく心を動かす。コロボックルと人間の関係性が少し変わり、私にもコロボックルの友達ができないかなと夢が膨らむ巻。2017/05/29
BlueBerry
44
ちょっとハラハラしてしまいますね。ストーリー性も損なわれてはいないと思います。この勢いで5作目まで読もう!2013/09/11
七色一味
38
読破。作品としては、もう何度も読み返しています。(単行本だったり、版が違ってたり)1作目がコロボックル発見、2作目がコロボックルの過去がテーマとしてあるとするなら、この作品はコロボックルの今後という位置づけかな。人間の文化や科学とコロボックルの関わりと、人間とコロボックルの関わりのあり方が描かれている、未来を占う作品です。2014/03/10
MINA
32
結構スリル満点でびっくり。ページを捲る手が止まらない!コロボックルが普通の少年の手元に落ちてきた!いいなぁ私の手元にも落ちてきてほしい! ラストに胸を撫で下ろした。流石せいたかさんとおちびちゃん(ママ先生)の子どもだ。侮れない…!2015/07/06