内容説明
ぼくはクリノヒコ。身長3センチ2ミリ。コロボックルの中では大きいほうだ。ぼくたちの国で新聞を出す話をしているときに、大ニュース。先祖が飼っていた豆つぶくらいの小さないぬ「マメイヌ」が、今も生きているかもしれないという。創刊号はこのスクープだ! 累計250万部の日本が誇る傑作ファンタジー。<全6巻>
◎ファンとして、コロボックルが復刊することが、本当に嬉しい。ぜひシリーズを通して彼らのその後を追ってほしい。読むほどに「コロボックル・サーガ」の魅力に取りつかれること請け合いである。<解説・有川浩>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
84
1巻がとても面白かったので、続きも読んでみた。かわいい。とにかくかわいい(*´˘`*)♡想像しながら読むと、ついにやけちゃう(笑)有川浩さんのあとがきも素敵!きっとコロボックルだったんじゃないかなあ ( *´艸`)3巻もさっそく読もう♪2014/10/01
ユメ
48
前作から時間が経ち、コロボックルたちが世代交代。新たに登場したコロボックルたちのこともいっぺんに好きになった。語り手がせいたかさんからクリノヒコに移ったことで、コロボックルたちの暮らしぶりが詳しく語られ、その緻密さにわくわく。昔むかしコロボックルたちが飼っていたというマメイヌが今も生きているかもしれないとわかり、クリノヒコたちがコロボックル通信社を結成して追いかけていくのには、私の胸もトキトキトキとときめいた(このトキトキトキ、という響きがコロボックルらしくてまたいい)。淡い恋心の描き方も素敵。2017/03/30
BlueBerry
39
読みやすくて楽しいですね。大人でも満足できると思います。2013/09/10
七色一味
37
読破。おかしいなぁ。確かあったはずなのに、本棚に見つからない~。ということで、図書館から借りてきました。何の拍子にか──、特に夏になって、青い空にぽっかりとひつじ雲が浮かぶ風景を見ると、このシリーズを無性に読みたくなります。今回借りたこの本の解説が有川浩さんで、自らのエピソードを語っていらっしゃいますが…。あぁ、似たようなことをしてるんだな~と、懐かしく思い出します。 この巻では、失われた「マメイヌ」を求めて、コロボックル達が活躍します。誰でもいいから私にも「コロボックル通信」を届けて欲しい^^2012/08/04
ほりん
33
身長3センチほどの小人族・コロボックル。シリーズ2作目。今回の語り手はクリノヒコ。かつてコロボックルが飼っていた小さな犬「マメイヌ」は、死に絶えてしまったとされていたが、今でも生きているかもしれないという。クリノヒコと仲間たちは捜索に乗り出す。また自分たちで新聞を出そうと奮闘する物語も。コロボックルたちがそれぞれとても個性的で面白い。すばしこくて気が利くクリノヒコ、ガキ大将風だがフエの名手のスギノヒコ、元気で賢くておちゃめなクルミノヒメなど書ききれない。春風のように心動かす一冊。2021/08/23