講談社文庫<br> コロボックル物語1 だれも知らない小さな国

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講談社文庫
コロボックル物語1 だれも知らない小さな国

  • ISBN:9784062767989

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内容説明

私たちが、すっと読み継いでいきたい物語。250万人が愛した、日本の小人(コロボックル)の物語、復刊! ――びっくりするほど綺麗なつばきが咲き、美しい泉が湧き出る「ぼくの小山」。ここは、コロボックルと呼ばれる小人の伝説がある山だった。ある日、小川を流れる靴の中で、小指ほどしかない小さな人たちが、ぼくに向かって手を振った。うわあ、この山を守らなきゃ! 日本初・本格的ファンタジーの傑作。<全6巻>
◎「久しぶりで本書を読んで感じたのは、これはなんと、純度の高いラヴストーリーそのものではないか、という驚きだった。」<梨木香歩「解説」より>
◎「初版が出て五十一年、いつのまにか本は半世紀を越えて生き、作者の私は八十歳を過ぎてしまった。いくつになろうと、私が作者であるのはまちがいないのだが、このごろはなんとなく自分も、読者の1人になっているような気がする。そして読者としての私も、この再文庫化を大いに喜んでいる。」<佐藤さとる>
◎「これが、僕がコロボックルを描く最後になるかもしれない。」<村上勉>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

141
子どもの頃にこの本と出会い、空き地の片隅の草むらや野原、森林公園などに行くたび、コロボックルに会えそうな気がして真剣に探し回ったりした。秘密基地を作ったり、植物に興味を持ったのもこの本がきっかけ。なので自分にとっても、確実に不朽の名作なのだ。大人になってから読むとまた視点が変わっていたり、感動する部分が違っていることに気づかされて味わい深く、胸がいっぱいになる。いろいろなきっかけを与えてくれたこの1冊にあらためて感謝したい。 2014/02/07

kimi

96
小さい頃に夢中になって読んだ、こびとが出てくる本は誰が書いたなんという本だろう?もう一度読みたいな。と思っていたら最近、佐藤さとるさん著の本だったとわかり、本と再会できて嬉しかったです!2015/12/26

たるき( ´ ▽ ` )ノ

89
ずーっと気になっていて、ついに手に入れた!とても素敵なお話だったヾ(*´∀`*)ノコロボックルとの最初の出逢いは、主人公が子供の頃だったけど、関係を深めていくのは大人になってから。それがすごく良かった!!続きも読みたいな♪2014/08/31

七色一味

80
読破。何度読んでも、心に染み込むいい話。私が特に好きなのが、戦争が終わって抜けるような青空を背景に、せいたかさんの心のなかにポッカリと浮かび上がった緑深い小山の姿。心が打ち震えるというか、心を熱いもので満たされると言うか…。この場面が読みたくて、もう何度も読み返したし、きっとまた、この場面が読みたくてもう一度手に取るんだろうな。2014/02/16

ヘビメタおやじ

78
大学生のときから気になっていつつ、読まなかった本です。メルヘン、メルヘンした童話だと勝手に思い込んでいました。佐藤さんの訃報に触れて読んだところ、自分の愚かさを呪いたくなりました。こんなにしっかりしたファンタジーだとは。それが自分が生まれる1年前に書かれていたとは。絶句しました。読後目の端を走る黒い影を探している自分がいました。2017/02/24

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