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内容説明
長き月日を経た器物は、やがて神錆びて心を宿し“付喪神”となる。付喪神を憎む青年・兵馬と、付喪神を愛する少女・ぼたん。二人の共棲生活は唐傘の急襲により崩れ去る。突如兵馬たちの前に現れた討伐隊の面々、その実態は唐傘により肉体を喰われた同胞の亡骸であった。仲間の能力を用いて襲い掛かる唐傘に劣勢を強いられる塞眼たちの命運や如何に――絆と恋の付喪ノ語り、事態急変の第十二巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
48
選抜された先遣隊が壊滅、敵に取り込まれたところから。かつての頼もしい味方や身内が立ち塞がる。ぼたんも拐われ、兵馬の兄姉も敵対者に変わり果てた。圧倒的な絶望の中、ぼたんの残した言葉が婚礼調度たちを震い立たせる。今回は最終話の兄・隼人の遺された想いが胸を打つ。唐傘たちはそんな“人間の気持ち”も踏みにじってくる。椿ちゃんも次に会う時は敵なのだな・・・。2021/01/21
くりり
27
久し振りでこの急展開、挂様もいきなり離脱、役立たず？2021/05/09
JACK
11
◎ 長い時間を経た物に魂が宿る付喪神。現人神の器である少女、長月ぼたんを狙う付喪神の集団「藁座廻し(わらざまわし)」は、人に害をなす付喪神を葬る「塞眼(さえのめ)」との抗争に備えて何年もかけて準備ををしていた。様々な新事実が明らかになり、大きな転換点となる12巻。不気味だと周囲から避けられて心を開けなかったぼたん。その彼女がやっと絞り出した兵馬への言葉に胸が熱くなります。2021/02/07
毎日が日曜日
10
★★★2021/01/24
Mc6ρ助
10
とてもとても面白くって、読み終わると次巻の発売まで半年待たなければならないと、毎度毎度落ち込んでしまう。毎月雑誌を買えって話だよね。2021/01/19
