講談社文庫<br> ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

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講談社文庫
ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

  • 著者名:森博嗣【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 講談社(2020/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065210840

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内容説明

森博嗣は、
ソーシャル・ディスタンスの
達人だ。

2ページで深くて面白い。
上質エッセィ100編 ! 文庫書下ろし

コロナ禍において日本人が否応なく見せつけられたものとは/
庭仕事が楽しい毎日を送っている/初めて、靴下を自分で買ってみた/
なんでも、個人の自由です  ほか

社会からも人からも、いつも多めに距離を取っているベストセラ作家の目から見たコロナ禍の日本とは。もやもやしていたことが一気にクリアに見えてくる明快エッセィ100編を収録。人と同じでなくても良い、つながらなくて良い。人生が生きやすくなる言葉に満ちた、深くて楽しい人気シリーズ!


僕が小学生の頃である。(中略)当時の男の子は、道を走るクルマの車種がすべて言えるくらいカーマニアが普通だった。モデルチェンジするとTVで宣伝が流れ、そんな新型車を初めてみるだけで興奮した。「あ、新型コロナだ!」と歓喜したのである。
(p.26「コロナといえば、日産のブルーバードと競ったトヨタの人気車の名でしょう」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

35
久々の「つ」のエッセイシリーズ。最新刊。面白かった。コロナ禍で、著者の個人主義は全開、無双状態であるw。IT技術導入の役所批判もシンプルで端的。技術者としては、子供の頃からの憧れを実現させていくことに没頭、というシンプルな道でいいのかもね。2021/01/22

shio

26
コロナ禍を扱う作品をよく見かけるようになったなと思っていたところに、奇妙なタイトルとカワイイ表紙が目に入る。森博嗣さんの「つ」から始まるエッセイシリーズ9作目。なんとも独特なご意見がズラリ。時事問題を扱うことが珍しい森氏がコロナに言及するということは、コロナが一過性の問題ではないということか…そもそも人と繋がることを求めない森氏からすれば、生活に変化はないそうですが。学校の九月入学には賛成だそうです。いっそ1月始まりではダメ?年度ってややこしいし。入学式はやりたい人だけで、というのは私も賛成!2021/01/26

あんどうれおん

24
つぶやきエッセイシリーズの第九弾。かつてないほど多くの時事ネタを含む一冊です。シリーズの既刊をめくってみても、執筆時点で広く話題になっていたはずの事件や事故について、本巻ほどに著者が言及した例は見あたりません。この大変な年の締めくくりに、COVID-19がもたらしたものの大きさを改めて実感した気がします。2020/12/19

assam2005

20
タイトルの意味わからんなーと思いながら、怖いもの見たさに手に取ってみた。読みながら、ああ、そういう遊びか…。この遊び(余白)、余裕、森先生は何処か違う。今回はコロナの時期に書かれたエッセイ。私の衝撃ポイントは「『(心に)響くってことは、心の中が空洞なんですね』と犀川先生なら言うかもしれない」。森先生にしても、犀川先生にしても、常に飄々とペースを守ったまま核心をポツリとおっしゃる。心のバッファが私より大きいのだろうか。決して自分の領域を他人に影響させない。私とは違う価値観がいつも衝撃。未知なる世界は楽しい。2023/01/28

えいなえいな

20
つで始まる題名シリーズ第9段です。ブログも終わってしまった今、このシリーズの重要性が非常に大きくなっております。新書はテーマがあるのでなかなか私生活には触れませんが、このシリーズは案外と私生活にも触れてくれます。特に本書ではほとんど時事ネタを書かない森先生がコロナについていくつか書いているのが興味深いです。それだけ世界的に日常に浸透しているんだな、と思わざるを得ません。作家業の引退も近いとは思いますが、せめてこのシリーズだけでも続けて欲しいものです。2021/03/24

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