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内容説明
敗戦の色濃い昭和十九年十一月、大日本帝国海軍大佐の源田実は「本土防衛の切り札」として規格外の構想を打ち立てる。
それは各地のエースパイロットを集めた超精鋭部隊の設立。
のちに伝説の航空部隊として名を馳せる「剣部隊」――第343海軍航空隊である。
だが、部隊の指揮を任せようと考えていたスーパーエース・菅野直には、特攻の命令が下されていた…!
最強の343空にあって“撃墜王”の名で畏れられた男・菅野直を主人公に据え、勇猛無比な若きパイロットたちの魂を圧巻の筆致で描く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
36
343や菅野大尉が好きで、面白かったです。菅野大尉の背面飛行からの体当たり戦法、輸送中に奇襲を受けパイロットが諦めた機体を自ら操縦して着陸させた話、上官への怒りから引き金を引き自身が負傷する話、特攻に1番に往くことを希望したのに関行男大尉に往かれてしまい悔しがるシーンもちゃんとあり。源田実のエピソードもあり、彼も上層部内で良い立ち位置ではなく、多数の意見と違うことを言うと叩かれるのは海軍内でもあったこと、正しい考えの人が当時いかに少数派だったかわかります。大西瀧治郎が良いように描かれ過ぎ?と思いました。2021/06/01
Koning
31
実話を元にした漫画。紫電改のタカとか思い出しちゃう人は別として、漫画的脚色はあれど、こんな破天荒な人物があの時期の日本にいたのに驚いてしまうかもしれない。実際零戦で主翼ぶつけてB-24撃墜して帰還してるんだよね、この人。1巻はプロローグ的フィリピンでの闘いと源田の本土防空部隊設立の動きなど。2021/04/08
糸文
6
★★★★☆2023/04/25
かなっち
5
終戦記念日に、改めて戦争について考えようと手に取りました。勇猛無比な若きパイロットたちの魂が、圧巻の筆致で描かれています。“撃墜王”の名で畏れられた男『菅野直』が主人公の、局地戦闘機『紫電改』を配備した本土防空部隊の第三四三海軍航空隊の物語でした。実話とのことで、ネットで調べて菅野さんの最期に触れて絶句しました。敗戦の色濃い昭和19年の頃なので、特攻隊が主流になりつつあり、沢山の優秀な若者が命を落として…。戦争が憎いのはもちろんですが、『お国のため』なら何でもOKな思想が恐ろしいのです。ですが、真実から→2023/08/24
毎日が日曜日
3
★★★ 特攻に進んで志願する精神は理解できない。時代って怖いな。2020/11/22