内容説明
「ほぅ、これまた……犯人は命が要らぬとみえる」
九賢者の一人である相克のアルテシアとの再会いを果たし、
順調な九賢者捜索に気をよくするミラ。
ひとまずルナティックレイクに戻ると、
ひょんなことから学園で出会ったダンブルフを崇拝する少女エミリアに稽古を付けることに。
そんなある日、学園に飾られる九賢者の肖像画に落書きが見つかる。
しかもよりにもよって自身であるダンブルフの肖像画にだ。
憤怒するミラは生徒に変装して、エミリアと共に犯人の捜査に乗り出すのだが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ささきち
13
Web版に追いつき始めたせいか半分くらいが新規書き下ろしでしたね。前半は前回の事後処理でエウロスを教会に寄付して世界最大規模の教会と繋がりを得たミラだったとさ、そして待ち人来たるでラストラーダと再会しやっとこさ孤児院について待っていたのが当初の目的だったアルテシアの発見!子供大好きなアルテシアにとって元爺やら男とか関係なく今が美少女というのが大切でミラを特別扱いするとw2人を見つけて即ソロモンと連絡を取って子供達の受け入れは既に準備完了しており後は運ぶだけだがそれが1番の悩みの種だったがそこで登場したのが2021/01/15
零崎夢織
9
9賢者半数集結&事件解決後の閑話のような巻。 弟子を教えるシーンにほっこり。2021/01/24
Musa(ムサ)
8
九賢者アルテシアとの再会に始まり、流行りのカードゲーム観戦、そして落書き犯捜索とどちらかと言えば日常回中心の一冊。物語の本筋はあまり動きませんでしたがそんな回も良いのかな?といった感じです。2023/09/04
ちゃか
3
ラストラーダに招かれて、アルテシアとの再会も無事に果たせて。噂通り子供たちを庇護していたわけですが。 子どもたちごとアルカイト王国に招くため、カグラが五十鈴連盟として持っている精霊飛行船を派遣してもらうことになって。 これはカグラと先に出会っていたからこそ頼れる伝手だったわけですから、ミラの旅路が結実してる感じがして良いですねぇ。2023/10/19
ルタベガN
0
長いこと放置してしまったから最初から読み直したんだけど、こんなに出来が悪かったっけコレ? お話もきちんとしてるし、登場人物も魅力的。台詞だって悪くない。なのに……勿体ないなぁ。 推敲とかしないのかしらん。コメディシーンの悉くが滑ってるのはエンタメとしてどうかと思う。2022/09/02