龍帥の翼 史記・留侯世家異伝（１７）

著者名：川原正敏【著】

講談社（2020/11発売）

• ISBN：9784065214947

内容説明

『修羅の門』『修羅の刻』『海皇紀』‥稀代のストーリーテラー川原正敏最新作は、紀元前中国が舞台。
秦末の動乱期に覇を争った項羽、そして劉邦の生きざまを描き出す歴史絵巻。
主役には天才軍師・張良を据え、偉丈夫達の興亡を紡ぎだす！

彭城にて、項羽に大敗北を喫した劉邦軍。

その失態を挽回するには楚軍に対しての完勝が必要‥‥。
想定よりも早く退却してしまった楚軍の騎兵を韓信は追撃することができるのか？
そして、王たちの思惑が交差し、更に動く楚対漢の戦局‥・！
張良が打ち出す策は！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[北白川にゃんこ]

韓信！国士無双！

2023/01/29

[新天地]

大将・韓信は勝つための戦を、軍師・張良は負けないための戦を、戦略目標のはっきりした戦いが繰り広げられる第17巻。韓信が万の軍勢を変幻自在に展開して勝利を収めていく姿は、初期は活躍の場に恵まれなかっただけに感慨深い。また「戦は補給」と言うショウカが地味に良い活躍をしているのが良かった。さらに滎陽の戦いでは張良が項羽の人となりとその過去に戦った相手の戦術を学んで防衛戦術を組み立てているのが印象に残った。過去に起こった発言や出来事を物語にしっかり組み込んでいるのが、まさに歴史に学ぶという感じで面白い。

2020/11/24

[毎日が日曜日]

★★★

2021/05/17

[bbb]

○。韓信

2023/05/12

[capeta]

韓信がいよいよ大将軍っぽくなってきた。項羽の攻めをどういなすのかが肝か。大変そうだ。

2022/11/13