なれの果ての僕ら（３）

著者名：内海八重【著】

講談社（2020/08発売）

• ISBN：9784065203378

内容説明

『骨が腐るまで』内海八重の最新禁断サスペンス！
同窓会のために母校に集まった四ノ塚小学校元６年２組の２７人は、そのまま監禁された。首謀者の名は、夢崎みきお。目的は「極限状態での善性を試す」こと…。偽りの同窓会で行われる、“善悪”を暴く背徳の実験。


人間の弱さと醜さを浮き彫りにする、５２時間の実験劇。眠れぬ夜を越えて訪れた２日目。結ばれていく絆と、深まっていく確執のはざまで、子供のころの遊びの、純粋な残酷さが明るみに出る。必要な者を選び不要な者を切り捨てる、その傲慢な戯れの先に、あまりに残酷な問いが立つ。“君は、価値のある人間か──？”　人間の価値を問う、慟哭のサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

「･･･確かに・勘違いしやすい言い方だったかもね・自分の頭では何も考えずに、不確かな言葉に踊らされる人にとってはね」。既に四人の命が失われ、夢崎みきおによる拉致監禁から27時間が経過した元「六年二組」の少年少女達。みきおの思惑を外れた、頭部を半壊された坂本は誰が殺害したのか。次々と予定通りの様に「善性を試すテスト」を繰り出すみきおだが、ネズにだけは「誰かがこの「実験」を乗っ取ろうとしている」と告げるが･･･。三巻にしてようやく、クラス全員の氏名が(一名除き)判明。疑わない方が無理だな(以下コメ欄に余談)。

2020/08/18

[かなっち]

全く救いがないのに、なぜか読んじゃうシリーズです。今回もぶれずに、かなりエグかったですね。自分がその中にいたら、冷静でいれる自信が全くないです（汗）。予告編を見たら4巻は益々エグくなりそうで、今から既にドキドキしてます。

2020/09/25

[毎日が日曜日]

★★★

2021/06/12

[ぴっころ]

みきおが強すぎる。拳銃もってるアドバンテージって囲まれた時点でなくなるんじゃないの？普通に３人相手に肉弾戦で勝ってる感

2020/10/04

[リフル]

★★★★☆

2020/11/01