角川文庫 わが家は祇園の拝み屋さん12 つなぐ縁と満月に降る雨

著者名：望月麻衣【著者】

KADOKAWA（2020/03発売）

• ISBN：9784041082911

内容説明

東京に災厄をもたらそうとする黒幕に拉致されてしまった小春。小春と澪人は離れ離れになったまま、それぞれにできることを模索していくが……。二人の絆と想いは強大な敵に打ち勝つことができるのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[寂しがり屋の狼さん]

東京に厄神を放とうとする『凶星』のリーダーは別の人物だった。小春は黒幕に辿り着くと同時に捕らわれ、軟禁されてしまう。その事実を知った澪人は動揺するが、厄神が封じられている日比谷神社へと向かう。だがまさにその時、千歳は厄神を解放しようとしていた！(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)シリーズ第12弾は東京出張編完結巻

2024/12/20

[ゆみきーにゃ]

シリーズ十二作目。東京編出張編完結。どんな終わり方になるのか気になって一気読み。小春が〜！！若宮くんの想いが聞けたし、すべてが良い方向に収まりホッ。次作も楽しみ。

2020/07/12

[万葉語り]

東京出張編完結。東京にある神社に行ってみたいと思った。小春ちゃんが斎王としての力をいかんなく発揮し、澪人も冷静に自分のできることをやる。千歳君がさいごに肉親と会えてよかった。過去は変えられないが、未来は変えられる。京都に戻ってからのお話ものんびり追いかけたいと思った。2020-163

2020/09/12

[ばう]

★★★★東京出張編完結。禍々しいものは天に還され、操られていた人も本来の姿を取り戻して見事全て丸く収まりましたね♡“どんな道を選ぶか決断し、実行するのは自分自身。「運命」は変えられないけれど「未来」は自らが選択できるもの”という若宮君の言葉が心に残ります。そして禍津日神の姿に今、世界中に広まっている病が重なって、こちらも早くこの世から去って欲しいと思いました。さてさて、次はまた京都の町を舞台に何が起こるのかしら？

2020/04/13

[ままこ]

負の感情に『魔が差す』ことで理性が崩れ普段は制御できることが出来なくなる。『凶星』の目的が果たされたら大変なことに…。千歳の悲しい過去。クライマックス緊迫した場面が続き読む手が止まらない。澪人が気づいた若宮の真意ともう一つ明かされたこと。いくつもの伏線が回収されていく。面白い!

2024/10/19